【マスク着用に関しての個別の対応に関する保護者からのご意見】
こんばんは
9月議会と同時に、市民の方からホームページ経由で多くの問い合わせをいただいており、順次ヒアリングをさせていただきました。
次に紹介するのは「小学校生活でマスク着用することに関しての個別の対応」に関する保護者からのご意見です。一部を抜粋いたします。
「子供がマスクを着けると苦しくなってしまい、学校との面談では子供がマスクを着けられないという診断書があれば教室でもマスクを外しても良いのか聞いたところ、教室でマスクを外すなら机にアクリル板のご用意をお願いします、と伝えられました。」
(中略)
「所沢市HPの教育長のメッセージはご覧になったことはありますでしょうか?
”子供たちや若い世代を中心に、「自分の顔を見せるのが恥ずかしい」とか、「マスクをしたままが楽だ」という人が増えています。マスクをつけることは、新型コロナウイルス感染症を防ぐ目的で推奨されておりますが、2年以上のマスク生活の中、自分自身を隠すマスク(仮面)の役割に変わってしまったとしたら問題です。子供たちが素顔で生活することが出来なくなるとしたら、将来に大きな影響を与えるのではないかと心配しています。この2年間、知り合った同級生の顔も、日々授業をしてくれている先生の顔も知らないままでいることは、ふつうに考えると正常な状態ではありません。感染症の危険に備えながらも、出来るだけ素顔で生活できることを望んでいます。”
このメッセージを読んだ時にこの様に伝えてくださっている方が埼玉県内にいるという事をしり大変嬉しく思いました。」
(中略)
「感染対策でマスクをしたい子、苦しいから、表情が分からないから、肌荒れが起きるからマスクをしたくない子、診断書があってマスクができない子、それぞれ尊重しあえるように、自分で選べるようになって欲しいと思っております。」
上記のご意見に関しましては、教育委員会にもお伝えさせていただき、個別の対応について、学校によっても対応にばらつきがあるようでしたので、改めて学校と保護者の方とお話の上で、お互いが納得できるような対応をしていただけますように、お願いさせていただきました。
また、子供たちへのマスク着用に関するお問い合わせは、これまでも本当に数多くいただいており、本当にさまざまなご意見があり、また周囲のママ友ともそういった話題になることは多いのですが、賛否両論さまざまです。
上記のように「子供にマスクをさせたくない、あるいは、健康上の理由からマスク着用が難しい」というお声も届いていますし、健康上の理由でお子様がマスク着用ができない場合には、学校による個別の対応がとても重要だと思います。その一方では、「マスクを着けたくないという意見の人は、周囲にウイルスを広める可能性もあることに対して何も考えないのか?」「自分が良ければいいのか?」というご意見のママや、「学級閉鎖も相次いでいる状況でマスクするのは感染対策のために仕方ないのでは。」というご意見のママもいて、何が良い悪いではなく、個人の価値観や考えを変えることはとても難しいと感じていますし、マスク論争に関しては、とても根が深いと感じています。
このような状況の中、現在はどの自治体においても国政(厚生労働省や文部科学省)の方針に従って動いているのが現状であり、マスク着用に関しては、子供に関しては特に、大人よりも細かく指針が定められています(下記添付資料)。
現在は熱中症の対策などで、屋外にいるときや登下校の際にはマスクを外すようにという指針ですが、室内では基本的にマスク着用となっています。
国が定めている方針に対して市町村としてルールを独自に変更をすることは大変難しいのですが、どうしてもマスクができないお子様に関しては、学校としても個別の対応を行っており、この個別の対応が現状では唯一の「基礎疾患などの理由でマスクをできないお子様が、マスクをしないことを配慮してもらえる」
方法なのではないかと感じています。
学校によって、個別の対応は少しづつ判断が違うようですが、個別の配慮が必要なお子様に関しては、学校の担任の先生にまずは相談してみて欲しいと思います。
教育委員会にも確認させていただきましたが、まずは学校に相談してみてくださいとのことでした。
また私としましても、学校生活におけるマスク着用に関しましては、戸田市においても他自治体と同様に国の定める明確な基準に従って動いているため、個々の希望に対して、すぐには解決できないことも多いのですが、これからも皆さまからいただいたさまざまなご意見に耳を傾けて、マスク着用に関して子供たちに生じるさまざまな課題について、上記の対応のように、引き続き1つ1つ対応していきたいと思います。