活動報告

【クロムブックが重い、というご意見について】

【クロムブックが重い、というご意見について】
こんばんは☺️今日は金曜日ですね。
本日から、私のもとにホームページ経由で届いた多くのご意見の一端を順番に紹介していきたいと思います。
また、これはひとつの意見であり、そう思わない方もいらっしゃることや、反対のご意見もあること、そして行政としても、それに対してあらゆる手段を尽くしていることもご理解の上、読んでいただけますと嬉しいです。
ご意見その1「クロムブックが重い」という小学校2年生のお子さんを持つ保護者からのご意見を一部引用します。
クロムブックを持ち帰らせたくない理由は、第一に「荷物が重い」からです。
1 年生のときから今まで、ランドセルには毎日、国語算数に関する本・ノート、水筒だけを入れて、クロムブックは持ち帰っていません。それでも、子どもたちはよく「重い」と言っていましたし、私も「重い」と思っていました。
⾧期の休みの前はさらに荷物が重くなるので、途中までよく迎えに行きました。夏休み前にも行きました。このとき、子供が、校門で待っていた私の顔を見るなり「荷物が重い~」と言って泣きそうな顔で近寄ってきため、ランドセルを持ってあげました。持った瞬間、予想より重くて私はバランスを崩しそうになりました。その後、家まで私が手で持って帰りましたが、家に着いてから半日ほど、私は腰が痛くて思うように動けませんでした。この日のランドセルの重さは、4.9キロ(水筒、手さげカバン含めず)でした。
3年生からは毎日クロムブックを持ち帰りしなければならないと聞きました。そうなれば、荷物はさらに重くなります。実際に私が持ち帰った体験から、「子どもにこれだけの重さの荷物を持たせてもいいのだろうか」「健康に影響はないのだろうか」という疑問がわきます。自分なりにそれらの疑問について調べてみました。
日本では子どもの荷物を何キロ以下にした方がよいとの指 標は、残念ながら見つけられませんでした。しかし、朝日新聞2018年3月26日に米小児科学会の指標が載っていたので資料を入れておきます。これによると「バックパックの重さは体重の10~20%を決して超えないこと」としています。また、米研究では、バックパックの重さが腰椎へ影響し、腰痛などの痛みの程度もバッグの重さに比例して悪化する結果が 出ています。
うちの子どもの体重は約20キロです。私が迎えにいった日、子供のランドセルの重さは体重の20%を超えていました。
子どもの荷物の中身を実際に測ってみました。
ランドセル 1.4 ㎏
国語教科書 273g
漢字ドリル 159g
国語ノート 123g
漢字ドリルノート 197g
国語のセット合計 752g
算数教科書 246g
スキル 133g
算数ノート 129g
算数のセット合計 508g
自由帳 119g
連絡袋 72g
筆箱 225g
連絡ノート 121g
音読カード 126g
毎日の持ち物それ以外合計 663g
鍵盤ハーモニカ 1222g
体操服 300g
上履き 300g
絵具セット 1.2 ㎏
水筒(中身なし)
でした。毎日の持ち物の重さを調べると、ランドセル、国語セット、算数セット、自由帳、連絡袋、筆箱、連絡ノート、音読カードを合わせると約 3.3 キロ(水筒なし)です。
毎日学校に持って行く必要物品を合計するだけでも、体重の16%です。これは水筒の重さを含めていません。クロムブックを合わせると荷物の重さが約 4.6 ㎏となり、すでに体重の 23% となります。健康上の理由から毎日持たせられません。先生方も自分の体重の 20%の荷物が何キロになるか想像してみて下さい。その荷物を毎日通勤時持ち運ばなければならないとすると、どうでしょうか?
このご意見に対して、私としましては、市長および教育委員会に、この保護者からのご意見を直接お伝えさせていただきました。
また、クロムブックに対して私が保護者として感じていることは、学校側としても、荷物が重くなりすぎないように、教科書の一部を学校に置いて行っても良い(置き勉)を認めてくださったりと、重くならないような対応は現段階においても、既にしてくださっています。
また、現在はコロナ禍で学級閉鎖が相次いでいることから急に学校がお休みになることがありますが、そのようなときにも、クロムブックのおかげで自宅ですぐにオンライン授業に切り替えられたりと、クロムブックを導入することに対するメリットも多いのではないかと感じています。
その一方で、クロムブックを使い過ぎることで視力が悪くならないかという不安の声や、クロムブックが重くてランドセルを運ぶのが大変であったり、上記のような身体への影響を心配される声も届いています。
戸田市では、他市に比べてもとても先進的な教育を行っており、クロムブックの導入も進んでいて、子供たちが社会に出ていったときにも役に立つようにという教育への思いがあることは理解しています。そして、デメリットにばかり注目するだけではなく、先進的な教育を受けられるメリットも見過ごせないと思います。
しかしながら、上記のクロムブックが重いという問題や、視力低下への懸念など、そういった課題に関しましては、今後の課題だと思いますし、行政としてもさらに研究し検討していってくださると思います。
また9月議会一般質問では、同じ戸田の会の酒井議員が「クロムブックのこと」について質問されていましたので、ご興味のある方は、ぜひ戸田市議会ホームページで録画がありますのでご覧になってみてくださいね。保護者からのご意見や、それに対しての教育委員会としてのご答弁も詳しく聞けると思います。
私としても引き続き、我が子のクロムブックの使い方の様子などを見ながら、今後もクロムブックのあり方に注視していきたいと思います。
クロムブック 戸田市
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