こんにちは。
先日は、戸田公園駅西口近くのアロウラ保育園を訪問し、8月22日のゲリラ豪雨による浸水被害についてお話を伺いました。
また同じ日、アロウラ保育園から100mほどの同じ通りにある「お茶の芳せん」さんからも、当日の状況について詳しくお話を聞かせていただきました。
お茶の芳せんさんには、私が関わっている子ども食堂「アマフカフェ」でも大変お世話になっています。
今回、大変な状況の中でお話を伺い、特に大きな課題だと感じたのが、「冠水した道路への車両進入をどう防ぐのか」という問題です。
2年前の2024年の豪雨の際にも、この付近では道路の水位が急激に上昇し、「このままでは車が水没してしまう」という状況になったため、警察に交通規制をお願いしたそうです。
しかし、短時間のうちに急激に水位が上がる中で交通規制が間に合わず、目の前で複数の車が水没してしまったとのことでした。
そして今回の8月22日のゲリラ豪雨。
「2年前と同じことを繰り返したくない」と、道路の水位が上がり始めた段階で再び警察へ連絡したものの、雨は想像以上の速さで激しくなり、短時間で道路が冠水したそうです。
今回も、目の前で5台ほどの車が水没する状況を目の当たりにしたとのことです。
そのため、「警察の到着を待っていたら間に合わない」と、ご自身で道路に立ち、
「この先は水が深くなっています。入らないでください」
と、車に引き返してもらうよう呼びかけたそうです。
引き返してくれる車がある一方、そのまま猛スピードで進入する車もあり、結果として複数の車が水没してしまったと伺いました。
そして私が何より重く受け止めたのが、
「一般市民が大雨の中、道路に立って車を止めるのは命がけで大変危険です。次は市民がそんなことをしなくても済むような仕組みを考えてほしい」
という、現場で懸命に対応してくださったからこその、切実なご意見です。
ご自身のお店も浸水の危険にさらされる中で道路に立ち、車に危険を知らせていたとのことで、こうした市民の方の善意や勇気だけに頼るのではなく、安全を確保しながら対応できる仕組みを考える必要があると私も感じました。
さらに、冠水した道路へ車が勢いよく進入すると、大きな波が発生します。
その波が道路沿いの住宅や店舗へ押し寄せ、浸水被害をさらに広げてしまうこともあるとのお話でした。
近くのアロウラ保育園でも、同様に道路を走る車によって生じる波による二次的な浸水被害についてお話を伺っています。
つまり、冠水道路への車両進入をできるだけ防ぐことは、ドライバー自身の安全だけではなく、周辺の住宅や店舗への二次的な浸水被害を減らすという意味でも重要だと感じます。
今回のお話については、警察との連携も必要となることから、金野桃子県議とも改めて情報を共有しました。
実は2年前の豪雨の際にも同様のご相談をいただき、金野県議とも課題を共有してきました。
以下が、その時の記録となります。
【金野県議のブログ】
今回も同じ地域で同様の状況が生じたことから、改めて今後に向けた課題として考えていく必要があると感じています。
もちろん、今回のようにごく短時間のうちに市内各地で一斉に冠水が発生するゲリラ豪雨では、警察や行政がすべての現場へ直ちに駆けつけ、対応することには難しさもあると思います。
だからこそ、今回実際に起きたことを踏まえて、警察の到着を待つことだけに頼らず、市民の方が危険を冒さなくても済むために、どのような備えができるのかを考えることが大切ではないかと思います。
例えば、過去の冠水履歴などを踏まえて、特に注意が必要な場所をあらかじめ整理し、浸水センサーなどによって一定の水位を超えたことを検知した際に、「冠水注意」を知らせる看板や設備などを活用することはできないか。
また、市や道路管理者、警察、消防などの関係機関や地域との連携について、どのような対応が可能なのか。バリケードや注意看板などの資機材をどこに備えておくのか、誰がどのような条件や権限のもとで設置できるのかなど、一つ一つ確認していきたいと思います。
法令上の権限や安全面、実際の運用など確認すべき点は多くありますが、まずはどのような方法が現実的に可能なのかを検討していくことが必要だと感じています。
ゲリラ豪雨という自然現象そのものを防ぐことはできませんが、実際に現場を経験された方の声や記録を次の備えにつなげることはできます。
今回起きたことを一つ一つ振り返り、少しでも被害を減らすために何ができるのかを考えていくことが大切だと思います。
まもなく戸田市議会の9月議会では、一般質問や常任委員会も始まります。今回のゲリラ豪雨について一般質問で取り上げる議員も複数いるかと思います。
私自身も市の答弁や他の議員の皆さんの質問をしっかりと聞き、議会全体でさまざまな視点から今回の豪雨について検証していく中で、どのような対策が現実的に可能なのか、一つ一つ確認していきたいと思います。
お茶の芳せんさん、大変な状況の中、当日の詳しいお話と貴重な写真をご提供いただき、本当にありがとうございました