活動報告

【3月議会一般質問②学童保育室について】

続いて3月議会の一般質問2つ目として「小学生の放課後の過ごし方について」の質問をしました。
子供が小学校に入学すると「放課後の過ごし方」に悩む親が急増します。私も7歳の子供がいますが、
仕事と子育ての両立がいっそう困難になる「小1の壁」は大きな課題です。
「学童に入れないと仕事が続けられない」「学童は保育園より預かり時間が短くて大変だ」という親の声も多く、保護者にとってより利用しやすい学童保育への環境改善に向けて、母親たちの声を議会に届け、政策を訴えました。
1年前の2023年3月議会でも「学童保育室」について一般質問で取り上げており、今回は学童に関する2度目の質問となります。
学童保育への入室は、子育てしながら安心して働き続けたい保護者にとって、本当に切実な問題であり、安心して仕事と子育てを両立していくためには学童の環境整備が欠かせません。そして私のもとには、沢山の保護者から学童に関するご意見やご相談が続いていることから、今回も保護者の皆さんの学童保育室に対する切実な声を議会に届けるともに、具体的な改善策や政策を訴えました!
⬇️以下が一般質問全文になります⬇️
(ぜひご覧になって、皆様のご意見ご感想をお待ちしております!)
件名2:「小学生の放課後の過ごし方について」
続きまして、件名2:「小学生の放課後の過ごし方について」に入ります。
朝7時から夜8時まで預かってくれる保育園に比べて、学童保育は預かり時間が短くなり、小学生の放課後の過ごし方に悩む親は急増します。小学校入学を機に、親が働き方をフルタイムからパートタイムに変えざるを得なかったり、学童に入室できないと仕事も続けられなくなってしまうことから「小1の壁」とも言われており、この時期は大きな困難に直面する時期のひとつと言えます。子育てしながら働き続けたい親にとって、学童の入室は切実な問題であり、安心して仕事と子育てを両立していくためには学童の環境整備が欠かせません。
1年間の2023年3月議会でも学童保育室について一般質問をしましたが、そこでは次の3点の要望をさせていただきました。
1点目は、民間学童保育室の入室審査基準を明確化して欲しい点を要望しましたが、これは、学童に落ちてしまった保護者から、なぜ審査に落ちたのか、基準が公表されないため納得がいかないことや、他自治体のように審査基準を明確化して、公平性や透明性を求める声があがったからです。
そして2点目に、学童保育室の申請方法を合理化して欲しい点を要望しましたが、これは、一括して申請できる保育園と比較して、特に民間学童はひとつひとつ個別に申請を行わなければならず、日時が異なる説明会への参加、説明会予約の争奪戦、個別の申請書の提出や仮入室手続き、予約金の支払いなど、ワーキングマザーにとって民間学童への申請手続きの負担が大変大きいとの声があり、改善を求めました。
3点目が、公立学童保育室の預かり時間の延長についてですが、公立学童は最大19時までの預かりであり、残業時にはお迎えに間に合わないという保護者の声を踏まえ、時間延長を要望いたしました。
この質問からちょうど1年が経ちますが、3つの要望はいまだに実現されておらず、課題として残ったままであり、私のもとには依然として、学童に関するご意見やご相談が相次いで寄せられています。
1年前にも述べましたが、学童保育は保護者にとって毎日の生活に関わる切実な問題であり、根本的に解決されないと、保護者の行政に対する不満の声はなくなりません。そのような理由から、本日は学童に関する2度目の一般質問をさせていただきます。
多くの保護者の声を聞いて私が感じたのは、学童に入れない、という状況は早急に解消されるべきですが、たとえ学童に入れたとしても、その学童が親の働き方に合っていなければ、結局は途中で仕事を辞めざるを得なくなります。
仕事を辞めるのは母親の場合が多い傾向にあるかと思いますが、親が仕事を辞めると、家計の収入が大きく下がり、子供の将来の学費にも影響があり、親の人生設計だけではなく子供の人生にも大きな影響を与える深刻な問題です。
民間学童を望んでいたお母さんからは、民間学童に落ちてしまい、やむを得ず公立学童に入れたものの、残業時にお迎えに間に合わない日々が続き、心身を壊して最終的には仕事を辞めざるを得なかった、という声もいただきました。1年後、民間学童にもう一度申し込みをしたものの、1年生が最優先とされる民間学童において、再び審査に落ちてしまったそうです。
この事実から見えてきたことは、フルタイムで働く親は最初から、公立ではなく民間学童を望む家庭が多く、その理由には第一に、民間学童は預かり時間が長いということが挙げられます。
戸田市は都内へ通勤する家庭も多く、公立学童の最大19時までという預かり時間はフルタイム勤務の家庭には短いと感じます。定時で18時に会社を出たとしても19時ではギリギリです。たまにであっても、残業がある場合には、19時には間に合わず、そのため、「公立学童は選択肢には入れられない」という保護者の声も多く聞きます。
また、フルタイム勤務の家庭は金銭的にも余裕があるため、少し高くても習い事が充実している民間学童に入れたいという声も多く、なかには、民間に落ちてしまい公立学童に入れたけれど、習い事の送迎をシッターさんに手配したら、毎月10万円も多く費用がかかってしまった、というお話も聞きました。
本来であれば、国も推奨しているように、小学校の敷地内にある公立学童の環境整備こそがまずは最優先なのではないかと思います。学校の敷地内に併設されている公立学童であれば、学校から学童への移動距離もなく、安全面でも恵まれているはずですが、そうでありながらも民間学童を望む声が多いのは、公立学童だと残業がある時にお迎えに間に合わないという点や、充実したカリキュラムが公立学童にはないといった点が挙げられますが、そういった点を克服していき、公立学童であってもフルタイム勤務のご家庭の選択肢の対象に入るようにする必要性を感じます。
このように、共働き家庭からの具体的な声を踏まえながら、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
件名2:「小学生の放課後の過ごし方について」
 (1)公立学童保育室について。
  ①学童保育室で働く人の配置人数や年代は。
  ②会計年度任用職員の労働条件は。
  ③預かり時間の延長について。
  ④美谷本小学校学童保育室の民間活力の導入により期待できる効果は。
 (2)民間学童保育室について。
  ①最優先とされる新1年生の入室審査の状況について。
  ②小学校6年生まで卒室したくないという児童への対応は。
  ③民間学童保育室の申込みに関する本市から保護者への情報提供の方法は。
 (3)2023年12月実施の「戸田市子ども・子育て支援に関するニーズ調査」について。
  ①調査の対象者及び対象人数と、集計結果の公表予定について。
  ②調査の集計結果を踏まえて、今後どのように学童の運営に関する施策に反映していくか。ご答弁をよろしくお願いいたします。
件名2小学校の放課後の過ごし方について、の(1)公立学童保育室について①学童保育室で働く人の配置人数や年代につきまして、お答えいたします。学童保育室の配置人数につきましては、令和6年1月時点で、直営の公立学童保育室21室に、会計年度任用職員の指導員を52名、補助員49名を配置しており、会計年度任用職員が不足する学童保育室には、派遣職員の指導員8名、補助員8名を各室に配置しております。また、会計年度任用職員の年代につきましては、最も多い年代は、60代の40.6%、次に50代の26.7%、70代の12.9%と続き、平均年齢は57.5歳となっております。
次に、②会計年度任用職員の労働条件についてお答えいたします。勤務時間については、年末年始、祝日、休日を除き、指導員は週5日、1日6時間の勤務、補助員につきましては、基本的に週5日、1日5時間の勤務となっております。また報酬につきましては、令和5年度に新たに任用された放課後児童支援員の資格を持つ指導員の場合は、時給単価は1,330円、資格なしの場合1,260円、補助員は1,080円となっております。
次に、③預かり時間の延長についてお答えいたします。埼玉県放課後児童クラブガイドラインでは、学童保育室の開室時間は18時30分までとなっておりますが、本市の公立学童保育室は19時まで開室しております。現状として、多くの児童が18時30分までに帰宅していること、また指導員の人員確保等の課題もあることから、現時点においては、公立学童保育室の開室時間の見直しの予定はございません。
次に、④美谷本小学校学童保育室の民間活力の導入により期待できる効果、についてお答えいたします。補助金対象の民間学童保育室においては、特徴として、追加で様々な有料サービスを行っておりますが、美谷本小学校学童保育室の民間委託については、公立学童保育室としての運営であるため、追加のサービスはございません。しかしながら、児童の保育や遊びなど、民間事業者の持つノウハウの活用が期待されますので、良い活動につきましては、他の公立学童保育室にも展開していくことを想定しております。また、美谷本小学校学童保育室に勤務していた指導員等について、他の公立学童保育室への配置が可能となることから、慢性的な人員不足が続く公立学童保育室全体の安定運営に繋がる効果がございます。
続きまして、(2)民間学童保育室についての①最優先とされる新1年生の入室審査状況についてお答えします。令和6年度の新1年生の入室審査状況について民間学童保育室に確認したところ、低学年児童を優先し、母子家庭などの家庭環境等を考慮した審査を行った結果、当初の段階では、26室中、11室で入室不可となった新1年生がいた状況でございました。しかし、申し込みの際に、複数の民間学童保育室や公立学童保育室を併願している方が多いことから、現時点では、令和6年度申請者のうち待機児童となる新1年生はいない状況でございます。今後も公立学童保育室及び民間学童保育室において、必要な定員の確保に努めてまいります。
次に、②小学校6年生まで卒室したくないという児童への対応についてお答えいたします。民間学童保育室では、高学年児童の受け入れが難しい場合、主に習い事や一時保育であるスポット利用などの追加のサービスで対応しております。また、保育の必要性に応じて、公立学童保育室への案内も行っているところでございます。
次に、③民間学童保育室の申し込みに関する市から保護者への情報提供の方法についてお答えいたします。市ホームページでは、各民間学童運営事業者のホームページのリンクをまとめて掲示しており、申し込み等を含む各学童保育室の情報を閲覧することができるほか、各民間学童保育室の運営内容や特徴等を取りまとめたご案内も掲載しております。また、例年10月に実施される就学時健康診断時には、民間学童保育室の一覧表を会場で配布してもらうよう各小学校へ依頼しているほか、10月末から配布している公立学童保育室入室申請要領の中にも民間学童保育室の一覧を掲載しており、市役所、各学童保育室だけでなく、5歳児クラスのある保育園にも配布しております。
続きまして(3)「戸田市子ども子育て支援に関するニーズ調査」について、①調査の対象者および対象人数と集計結果の公表予定についてお答えいたします。本調査は、令和7年度から令和11年度までの5か年間を計画期間とする、次期「戸田市子ども子育て支援事業計画」の策定に向けて、昨年12月に実施したもので、対象者及び対象者数は、無作為で抽出した、市内在住の未就学児を持つ保護者2,000名、小学生を持つ保護者1,000名、小学校5年生から高校3年生相当の児童・生徒1,000名となっております。結果につきましては、集計ができ次第、概ね3月下旬頃に市ホームページにて公表する予定でございます。
次に、②調査の集計結果を踏まえて、今後どのように学童保育室の運営に関する施策に反映していくか、についてお答えいたします。本調査の結果につきましては、国の手引きに基づき、各サービス量の見込み等を算出する際に活用させていただく予定であり、学童保育室への需要増が見込まれる場合には、公立学童保育室の建て替えや民間学童保育室の誘致により定員拡大を行うなど、待機児童対策に反映してまいります。また、自由記述欄や市独自に設けた質問項目の回答内容より、学童保育室への様々な市民ニーズを適切に把握してまいりたいと考えております。
ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。
まず、(1)公立学童保育室について②会計年度任用職員の労働条件について、離職防止への取り組みがあればお伺いいたします。
会計年度任用職員の離職防止への取組みにつきましては、処遇改善を中心に実施しているところであり、令和3年度に収入を3%程度引き上げる「放課後児童支援員等処遇改善特例事業」を実施し、その後も継続的に報酬額の単価の引き上げを行っております。また、令和6年度には支給要件を満たす会計年度任用職員について、6月賞与分から勤勉手当が支給される予定であり、会計年度任用職員の生活基盤の安定化が図られてきているところでございます。さらに、処遇改善以外の取り組みとして、会計年度任用職員が学童保育室でより良い保育ができるよう、スキルアップに繋がる支援を行っております。今年度は、配慮が必要な児童への関わり方などについて、臨床心理士等の有識者から実践的なアドバイスを受けられる巡回指導を計20回実施したほか、基礎的知識習得のための講座や、虐待対応と関係機関との連携のための講座の開催、放課後児童支援員の資格取得のための研修受講の推奨など、働きやすい環境づくりに努めているところでございます。
公立学童においては人員の確保が大きな課題と聞いており、実際に公立学童で働いていたという方からもお話を伺いました。「やりがいはあったけれど、身体がきつくて辞めてしまった。」「労働条件がもっと良ければ続けていた。」という声も聞きました。市としては働きやすい環境づくりに様々な形で努めていることが分かりましたが、学童の仕事は、子供たちに向き合い、成長期の人格形成に関わる重要な役割を担っており、心身ともに負担の大きい仕事ですので、ぜひ待遇面でも条件を良くしていただき、働く環境のさらなる充実をよろしくお願いいたします。
続いて、(1)③預かり時間の延長について、20時まで延長できないかどうか、再質問をさせていただきます。
現在、民間学童保育室では、19時以降に追加の延長保育サービスを行っておりますが、利用している児童は1日当たり1~2名となっており、テレワークの普及など社会情勢も変化してきているなか、延長保育の需要は多くない状況もございます。先ほども答弁させていただきましたが、公立学童保育室で延長保育を実施するには、指導員の人材確保等の課題もございますので、それらを踏まえて、延長保育の需要を見極めてまいりたいと考えております。
先ほども述べましたが、公立学童の「延長保育の需要が多くない状況」というご答弁の理由としては、フルタイム勤務のご家庭の多くは最初から民間学童しか選択肢がないという理由が大きいかと思います。公立学童の預かり時間を民間学童と同じように延長することで、より多くのご家庭の選択肢に入るかと思いますので、引き続き、検討をよろしくお願いいたします。
続いて、(2)民間学童保育室について①最優先とされる新1年生の入室審査の状況について再質問をさせていただきます。現時点では、令和6年度申請者のうち、民間学童における待機児童となる新1年生はいない状況、とのご答弁でしたが、私のもとには、民間学童に入れなかった、という1年生の保護者からの声を複数いただいています。また、途中から戸田市に引っ越してきて民間学童に申し込みしたけれど、1年生が最優先のため、学年の途中からは入れなかった、という話も聞きました。そして、たまにであっても残業がある仕事の場合には、公立学童ではお迎えが間に合わないため、最初から民間学童しか選択肢に入れられない、という声も多いです。
この問題を根本的に解消するためには、民間学童に落ちて公立学童に入った保護者が、その後もずっと仕事を続けられているのかを調査する必要があると思います。
先ほどは公立学童の預かり時間延長を要望しましたが、民間学童しか選択肢がない家庭が、第一希望ではないにせよ、最終的には全員がどこかの民間学童に入れているのか、需要数と供給数が合っているのか、詳しく調査していかないと、学童に入れなかったから仕事を辞めざるを得なかった、という家庭がなくならないかと思いますが、これについて市の考えはいかがでしょうか。
追加のサービスにより概ね20時まで児童を受け入れる民間学童保育室の状況でございますが、令和5年4月時点の空き状況は、民間学童保育室26室全体で30名となっており、19時以降の延長保育の利用実績は、1室あたり1日1~2名程度となっております。また、令和6年4月からの入室につきましても、令和6年2月時点で22名の空きがある状況でございます。他方、公立学童保育室では、19時まで児童を受け入れておりますが、18時30分以降のお迎えの実績は1室あたり1日2名程度に留まっており、令和5年度中の退室者において、閉室時間に間に合わないことを理由とした退室はございませんでした。こうしたことから、公立学童保育室の延長保育の需要は多くないものと考えており、現時点で受け入れ時間を延長する予定はございません。しかしながら議員ご指摘のとおり、市民ニーズをより的確に把握する必要はございますので、今後、公立学童保育室の利用者へのアンケート調査などを通じ、様々な需要の把握に努めてまいりたいと考えております。
詳細な説明をありがとうございます。私のもとには、「民間学童に落ちてしまった。入れなかった。」という多くの声が届いているにも関わらず、民間学童に空きがあるという状況には驚きました。そのことを踏まえると、マッチングがうまく行っていないことが考えられます。もしかしたら、2~3個の民間学童へ申請しても審査が通らず、他にまだ空きがあることを知らずに、民間学童への入室を諦めてしまっている保護者もいるのではないか、と感じます。これを解消するには、市内全ての民間学童の空き状況をひと目で検索できるような仕組みをホームページ上で作るなどして、たとえ希望する民間学童には入れなかったとしても、保護者が自ら空き状況を検索して、他の空きのある民間学童に申し込めるような流れを作ったり、市役所担当課からも、空きのある民間学童を丁寧に案内していただくなどして、申し込みに漏れがないように、親切な対応をどうかよろしくお願いいたします。
続いて、(2)民間学童保育室③市から保護者への情報提供の方法について再質問をさせていただきます。1年前の一般質問では、民間学童の申し込みは保護者の負担が大きいとの声が多く届いていることから、合同説明会の開催などを提案させていただきましたが、保護者負担の軽減を図るために、市としてはどのような工夫をされていますか?
民間学童保育室の申込み等に関する情報につきましては、市の窓口においても一定のご案内ができるよう、情報の収集に努めておりますが、各民間学童保育室において頻繁に情報が更新される状況であることから、市ホームページにて各民間学童保育室のリンク一覧で貼らせていただくことで、リアルタイムで正確な情報を閲覧できるよう対応しているところでございます。また、保護者の方が情報を取得しやすいよう、市の窓口において、民間学童保育室の一覧表や事業者から提出されたチラシの配架等を行っているほか、入室申込に伴う保護者負担の軽減や、申込み機会の平等を担保する観点から、各民間学童保育室に対し、入室受付期間を就学時健康診断終了後の11月以降に設定するよう、調整を行っております。市としましても、各民間学童保育室に対し、できる限り保護者の負担が軽減されるよう、引き続き協力をお願いしてまいります。
色々と工夫してくださっているとのことで、ありがとうございました。引き続き、保護者にとって申請手続きの負担が軽減されるような工夫をよろしくお願いいたします。
最後のまとめとなりますが、以前に国会では、「保育園落ちた、日本死ね。」という過激な表現の言葉が大きな話題を呼びましたが、保育園だけではなく学童保育も同じことで、「学童保育に入れなかった」、または「民間学童に落ちて公立学童に入れたものの、お迎えに間に合わず、退職せざるを得なかった」という保護者からは、非常に強い不満の声が届いています。「戸田市では、民間学童においては待機児童はいない」、とのご答弁でしたので、民間学童を希望する全てのご家庭が、たとえ第一希望ではなくても、他の民間学童には入室できるように、丁寧な情報提供や市からの案内、入室へのサポートをよろしくお願いいたします。
また再質問はいたしませんが、戸田市では、小学校4年生くらいで民間学童は卒室するように促されるそうですが、小学5年生からは公立学童に案内している、という市の対応には疑問の声が挙がっており、私もこれは現実的ではないと感じます。小学4年生が終わっても、引き続き同じ学童に通い続けたいというのは当たり前な感覚だと思いますし、5年生になって民間から公立学童に転園するというのは、あまりにも非現実的です。これについては、現実に即した仕組みに改善していただけますように要望とさせていただきます。
昨年12月に、「戸田市子ども・子育て支援に関するニーズ調査」が行われ、子供たちの放課後の過ごし方についてアンケートが実施されました。これは周囲の保護者からも反響があり、「戸田市からアンケートが届いた。市も実態把握に努めてくれていることが分かった。」と喜ぶ声もいただきました。小学生の放課後の過ごし方について、行政が真摯に向き合おうとしているということが伝わったように思います。ぜひアンケート結果をしっかりと分析していただき、今後の学童保育室の施策に反映していただけますように、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、戸田市は子育てファミリーが多く住むまちですが、誰もが安心して仕事と子育ての両立ができますように、そして「戸田市で子育てをしてよかった」と思っていただけますように、学童保育室のさらなる環境整備を心よりお願い申し上げまして、件名2の一般質問を閉じさせていただきます。
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