【1月12日~1月13日 戸田ボートレース企業団議会の行政視察(徳島県・ボートレース鳴門など)】
こんばんは
1月12日から1月13日にかけて、戸田ボートレース企業団議会の総務・業務常任委員会の行政視察として、徳島県鳴門市にある「ボートレース鳴門」や、徳島県吉野川市にある「ボートレースチケットショップ阿波かもじま」に行ってきました。
1日目に視察した「ボートレース鳴門」では、昭和28年にレースを初開催して以降順調に売り上げを伸ばし、平成8年度には最高となる約523億円に達しました。その後は舟券売上が下がり本場への入場者も年々減少し続けていましたが、本場への入場者減少とは反比例するように電話投票による売上を伸ばし、令和3年度には約713億円を売り上げて総売り上げの最高額を更新したそうです。
そのことによって全国からも注目を浴びており、多くの自治体から視察が来ていると伺いました。
「ボートレース鳴門」の設備で特に印象的だったのは、館内の綺麗さや最新設備はもちろんなのですが、他にも特徴的な点がありました。それはすぐ隣に「ウズパーク」と「ウズホール」という地域開放型施設が併設されていて、大人から子供連れのファミリー層まで多くの地域の方々に楽しんでもらう施設があり、無料でできるスケートパークやボルダリング設備、バスケットボールコートなどがあり、またほとんどが無料で地域に開放されていて驚きました。
この理由については視察の説明の中で、「子育てファミリー層がこれらの施設に遊びに来てくれることは多いけれど、それが直接的に舟券の売上に繋がるわけではない。でも長期的な視点で見ると、ファミリー層にボートレース場に足を運んでもらうことでボートレースを身近に感じてもらって、子供たちが大人になったときに将来のお客さんになったり選手になったりする可能性にも繋がっていくことを期待している。」といった説明があり、長期的な視点に目から鱗でした。
1日目の夜には行政視察の懇親会があったのですが、戸田ボートレース企業団の事務局の若手職員さんとお話をしていたところ、「子供の頃に祖父にボートレース場によく連れていってもらっていて、それがきっかけでボートレースが好きになり、そして戸田ボートレース企業団に就職した。」とお話していらっしゃり、まさにボートレース鳴門の視察で説明していたことと同じで驚きました。
ボートレースとは直接関係のないように見えるテーマパーク施設を併設することによって、目先の利益や舟券の売り上げを伸ばすこと以外にも、ファミリー層や子供たちにもボートレースに親しんでもらって、将来ボートレースのお客さんになってもらったり、選手になってもらったりと、将来的にボートレースに関わってくれることを期待している、という長期的な視点には発見がありました。
戸田市のボートレース場にも「モービイ」という子供向けの遊び場があり、私も子供たちを連れて何度も遊びに行きましたが、そういう経験も、子供たちやファミリー層にとってボートレースを身近に感じたり、ボートレースに興味を持つきっかけになるんだな…と思いました。
他にも「ボートレースチケットショップ阿波かもじま」など複数のチケットショップも視察しました。
このボートレース企業団議会の行政視察では、戸田市以外にも蕨市や川口市の議員さんも参加しており、他の自治体の方々との交流もあり、情報交換をしたり色々と勉強にもなりました。
視察の手配を行ってくださった戸田ボートレース企業団の議会事務局の皆様には2日間大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。