活動報告

【3月9日ワクチン副反応と子供の居場所づくりのイベント参加】

【3月9日ワクチン副反応と子供の居場所づくりのイベント参加】
こんにちは、宮内そうこ です。
昨日はコロナワクチン3回目接種を受けまして副反応はなさそうと思っていたのですが、夜中から体調が悪くなり、筋肉痛、めまい、頭痛などの症状が遅れてきました😂ワクチンを受ける方は、翌日に大事な用事などを入れないで予備日を設けることをお勧めします。
そんな中ですが、今日は「子どもの未来アクションフォーラム」にオンラインで参加しましたが、得られるものも大きく、とてもためになるイベントでした。
日本における子供の貧困率は13.5%、約7人に1人もいるという現実は、先進国として信じられない高い割合ですし、コロナ禍でより一層、子供の貧困が浮き彫りとなり、ニュースでも頻繁に取り上げられていますし、テレビや新聞で見ない日はないほどの状況です。
私も2人の子育てをする中で、30代の頃は特に自分自身の子育てで精一杯な時期もありましたが、こういう状況に無関心でいることは、子供たちの未来や社会にも大きな影響があるのではないか…と問題意識を抱えていました。そして市議会議員2年目となり、自分も何かできることをしていこうと「出張お茶会」を始めることにしました。
そして子育て中の方々から、メールで子育ての相談や、行政のどこに行けばいいのか相談を受けるようになってきましたが、本当に困っている方々は誰かに相談する余裕もないのではないかと感じていて、今後どのように活動していけばいいのか悩んでいました。
そのようなことを周囲に話していたところ、今回の「子どもの未来アクションフォーラム」や、コロナ禍で延期になってしまいましたが、戸田市の助成によりNPOが開催している「子供の居場所づくり交流会」のイベントに繋いでいただくことができました。(思っていることを周囲に話すって大事ですね✨協力してくれる人に出会えます。)
話が長くなりましたが、今回の「子どもの未来アクションフォーラム」では、「子どもの貧困と居場所」という湯浅誠さん(むすびえ理事長)の講演が、自分が知りたいと思っていた現状や課題などをとても分かりやすく説明してくださり、本当に勉強になりました。
3時間ほどのオンラインイベントだったのですが、特に大事だと感じたポイントをご紹介します。
まず子供の居場所というのは、貧困のご家庭のみのために限定されると「行きにくい、周囲の目が気になる」という方々も多いため、本当に困っている方が来られないといった問題があるそうです。
そして居場所というのは、貧困の子供だけに限られず、誰にとっても必要であるというお話にすごく共感しました。
お話の中の一例として、子供の居場所に来るとすごく集中して勉強を頑張る女の子が出てきましたが、その子がなぜ頑張れるのかというと、自分を見守ってくれる人が周りにいるから安心して力を発揮できるからだそうです。
これは子供に限ったことではなくて大人でも大事なことだそうです。例えば会社において、見守ってくれていると感じられる社員は仕事を頑張って成果が出せるそうです。そのため、社員にとっては会社が居心地の良くて温かい居場所になるべきというお話もあり、居場所とは、お金持ちか貧困かにかかわらず、子供にとっても大人にとっても、誰にとっても必要というお話に、なるほど…と強く共感するとともに、自分自身の子育てを振り返って反省する部分もありました。
子供にいつも関心を持ち適度に声かけをすることは、家事や仕事などで忙しいと後回しになりがちですが、「どう?できた?」と声かけをすること自体が、子供の心の成長にとってすごく大切なんだな…と改めて思いました。
日本の18歳未満の子供は約2000万人いる中で、子供の貧困率は13.5%であり約270万人が該当するそうですが、その中でも注意するべきは、黄色信号の子供達と言われており、約260万人ほどいるそうです。
明らかに貧困と分かる赤信号と言われる子供達の場合よりも、一見しただけでは貧困かどうかさっぱりわからない、地域でも目立たない、といった場合の方が圧倒的に多いそうです。心の中には不安を抱えているものの、自分たちは貧困だと思っていない場合もあるそうです。
政府のいう子供の貧困とはこちらを指しており、黄色信号の子供たちは、子供も保護者も相談にいかない、または、なかなか相談に行けないそうです。それはなぜかというと、行きにくい場所だからであり、相談に行くというのはものすごいハードルが高いそうです。
また、行きやすい雰囲気づくりが大事ではあるけれど、それにも限界があるそうです。
そこで、発想の転換が大事だとおっしゃっていました。
黄色信号といわれる貧困の親子がどういう場所なら行くかというと、相談室にはいかないけど、公園やお祭りなら行く。公園のような誰でも行ける場所なら、貧困かどうか線引きされないから普通に行くことができるし、そういう居場所を作っていくことが課題だそうです。
また、湯浅さんのアドバイスでは、子ども食堂を含めて色々な支援活動においては、「まずはやってみること」が大事だとお話されていました。色々と計画したり考えることも大事だけど、考えすぎると動けなくなるので、完璧を目指さない、まず動いてみることが大事だそうです。そして、子ども食堂は10周年を迎えたところで、まだまだ社会に根ざしておらず、まだ世の中では新しいシステムだそうで、これから増えていくという段階だそうです。子ども食堂を地域とつなぐことは大事だけれど、いきなり大きく団体とつなぐことはハードルは高く、まずは個人と個人をつないでいくことが大事とも話していました。
今日のお話は、なんとなく分かっていたことや、新しく知ることも多く、今後の自分の活動にとっても、とても参考になることばかりでした。
「まずは考え過ぎずにやってみることが大事」ともおっしゃっていましたので、私も「出張お茶会」や、地域周りで地域を巡回することで、自分にできることから始めていきたいなと思いました☺️
子どもの未来アクションフォーラム
宮内そうこの出張お茶会
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