こんにちは
今日は1日雨が降ったりやんだり…スッキリしない天気ですね。
さて、先日に市民の方からご意見をいただき、ゴミ集積所を実際に見に行き、環境課の職員さんともお話する中で、深刻な現状が分かってきました。
市民のご意見をもとに、戸田市のごみ問題についてまとめてみました。似たような問題があるという方は、私までご連絡をいただけますと幸いです。
【ごみ集積所の問題点】
① 不法投棄(粗大ごみシールが貼られていない物を含む)
② 不法投棄されたゴミの回収まで1週間かかるため、放置された粗大ゴミを見て、さらに不法投棄され、集積場が荒れるという悪循環
③ 不法投棄されたゴミが分別がされていない
④ ごみ集積場の管理の限界(ごみ当番の高齢化など)
【住民が自ら行った対策】
張り紙(外国人の方でもわかるように多言語で作成)、自腹でセンサーライトの設置、など様々な対策をしたがなかなか改善はされない。
分別がされていないゴミ、もやさないごみと資源物の混在、粗大ごみシールのない不法投棄などについて、これを毎日、ひとりの住民が中身の分別を行い、仕分けと出し直しをしている現状がある。
(他の地域住民は高齢となり作業がキツくなっていることも要因。町内会に入っていても高齢の方が多かったり、共働き夫婦は日中は不在などで、ごみ当番が難しい方も多いのが現状。)
この問題はひとつのごみ集積場だけの問題ではなく、今後は管理できないという理由で廃止届を出す方も増えるかもしれない、とのこと。
【市民からいただいた改善案のまとめ】
① ごみ収集日の変更
② 不法投棄引き取り日数の短縮化
③ ゴミ出しルール表の簡素化
④ センサーライト、看板の貸し出し(足立区などでは自治体サービスがあるとのこと)
「資源」「もやさない」の違いがわかりにくく、外国の方なら尚更わかりにくい。具体的には「缶・ビン」と「ペットボトル」の日が別、「段ボール」と「紙ゴミ」の日が別というのは非常にわかりにくい。似たカテゴリの物は回収日が同じ日だと助かる。
現在、不法投棄や粗大ごみシールのない物には赤いシールが貼られ、日付が記入される。その日付から1週間経過しないと回収されないが、この1週間というのがとても大変で、便乗して不法投棄がどんどん増えていく。
町内会及び集積場となっている住人の高齢化に伴い今後はますます管理が困難になり、集積場の廃止やスラム化が懸念される。地域での地道な取り組みも限界にきていると言わざるを得ない。
とのことです。
今後、環境課の職員さんと、住民の方と、私も一緒に話し合って解決策を模索していきたいと思いますが、究極の解決策は、ごみの戸別回収ではないかと思います。しかしながら、一件一件の戸建てのゴミの戸別回収を行うには莫大な費用がかかり、これは常任委員会でも議論になりました。(東京都町田市などではゴミの戸別回収を行なっています)
外国人のゴミ出しルール理解の徹底、ゴミ当番の高齢化の問題、町内会の問題、共働き世帯の問題など様々な要因が絡み合い、とても複雑な問題であると改めて感じました。
引き続き、住民のお話を聞いて、市役所担当課さんとも話し合い、戸田市のゴミ問題に取り組んでいきたいと思います。