活動報告

【9月議会一般質問のテーマ②「ごみ収集車の子供たちへの安全対策について」】

こんばんは🌙
続いて、9月議会の一般質問のテーマ②の紹介です。
2つ目のテーマとして、「ごみ収集車の安全対策について」9月議会で取り上げました。
この背景として、今年5月には静岡県で横断歩道を渡る小学4年生の女の子がごみ収集車にはねられて死亡する痛ましい事故が起き、また同5月には岐阜県で小学3年生の男の子がごみ収集車にはねられて重体となりました。さらには今年7月にも北海道小樽市で横断歩道を渡る小学2年生の男の子がごみ収集車にはねられて死亡しました。
このように全国で相次いでいるごみ収集車の痛ましい事故を受けて、子育て中の保護者からは、「戸田市において安全対策はしているか?」との問い合わせや心配の声が寄せられました。
戸田市の担当課の職員さんにお話を伺ったところ、戸田市ではごみ収集車の安全対策については非常に気を付けて取り組んでいて、これまでにも交通事故はなかったとのお話を伺い、ごみ収集に携わってくださる関係者の皆様や業者の皆様の不断の努力を感じました。
ごみの収集を行う様子を私も日頃から目にすることが多いのですが、手際よくスピーディーに回収してくださり、戸田市のまちがいつも綺麗に保たれているのは、ごみ収集車の運転手の皆さんや収集してくださるスタッフの皆さんのお陰であり、市民のひとりとして心より感謝しています。
このように市民にとって、そして戸田市のまち全体にとっても、とても重要なお仕事であるごみの収集作業ですが、子供を巻き込む交通事故が全国では相次いでおり、ごみ収集車の安全対策について改めて見直しを行う自治体も増えているようです。
戸田市においてもすでに十分に安全対策を行ってくださっていることとは思いますが、全国で相次いでいるごみ収集車による子供たちを巻き込む事故を受けて、改めて安全対策について伺いたく一般質問をさせていただきました。
⭐️以下に一般質問の全文を掲載します!これを読んでの市民のみなさまのご意見ご感想もお待ちしています!!⭐️
⭐️9月議会の一般質問全文⭐️
件名1:「ごみ収集車の子供たちへの安全対策について」
おはようございます。戸田の会の宮内そうこ です。それでは、件名1:「ごみ収集車の子供たちへの安全対策について」一般質問をさせていただきます。
ここ最近、全国で相次いでいるごみ収集車の子供たちを巻き込む交通事故を受けて、子育て中の保護者からは、「戸田市においては安全対策はしているのですか?」との問い合わせや心配の声が寄せられています。
戸田市の担当課の職員さんにお話を伺ったところ、戸田市ではごみ収集車の安全対策については非常に気を付けて取り組んでいて、これまでにも交通事故はなかったとのお話を伺い、ごみ収集に携わってくださる関係者の皆様や業者の皆様の不断の努力を感じました。ごみ収集を行う様子を私も日頃から目にすることが多いのですが、手際よくスピーディーに回収する様子からは、戸田市のまちがいつも綺麗に保たれているのは、ごみ収集車の運転手の皆さんや、収集してくださるスタッフの皆さんのお陰であり、心より感謝しています。ごみの収集作業は、スピードと安全の両方が求められていて、その大変さは想像以上だと思いますし、ごみの収集に携わる関係者の皆様は本当にありがとうございます。
このように市民にとって、そして戸田市のまち全体にとっても、とても重要で大切な仕事であるごみの収集ですが、子供を巻き込む交通事故が全国では相次いでおり、ごみ収集車の安全対策について改めて見直しを行う自治体も増えています。戸田市においてもすでに十分に安全対策を行ってくださっていることと思いますが、相次いだ事故による市民の心配の声をいただき、改めて、戸田市のごみ収集の安全対策や収集の流れについて、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。
件名1:「ごみ収集車の子供たちへの安全対策について」
今年5月に静岡県で、横断歩道を渡る小学4年生の女の子がごみ収集車にはねられて死亡する事故が起きた。また、岐阜県で、小学3年生の男の子がごみ収集車にはねられて重体となった。7月にも北海道で、横断歩道を渡る小学2年生の男の子がごみ収集車にはねられて死亡した。全国で相次いでいるごみ収集車の事故を受けて、子育て中の保護者からは、「戸田市において安全対策はしているか。」との問合せや心配の声が寄せられた。そこで以下について伺う。
 (1)交通事故防止の観点から、ごみ収集車のヒヤリハットは共有できているか。
 (2)子供たちの登下校とごみの収集が重なる時間帯の交通安全対策は。
ご答弁をよろしくお願いいたします。
ごみ収集業者により毎日実施されている朝礼時において、現場からの報告事項や市からの指導事項、また、全国のごみ収集に関する事故報道など、安全な収集に資する情報の周知を行い、歩行者等の安全を最優先にした作業を行っている。また、委託業者は、市内の交通事情について十分な知識と経験の蓄積があるとともに、運転者の指導監督を行う運行管理者を選任し、毎年の講習会で得た交通安全情報などについて、事業所内での共有を図っている。
次に(2)登下校時間帯の交通安全対策についてお答えする。
家庭ごみの収集は午前8時から始まり、効率的な収集ルートにより夕方までには作業を終え、衛生センターにごみを搬入している。そのため、スクールゾーンや通学路、学校周辺などにおいて、登下校の時間帯に収集作業を行う場合がある。安全対策としては、制限速度や一時停止の遵守といった交通安全の基本的事項に加え、子ども活発な行動については予測ができないことを前提に、その存在に特に注意を払い収集を行うよう意識の共有を図っている。また、収集は二人一組で行っており、後退時や狭い道の通行時には、1名が誘導する体制をとり交通事故の防止に努めている。
ご答弁ありがとうございました。
【再質問1】
作業員は安全に配慮して収集を行っているということがわかりました。また、ゴミの収集は2人1組で行っており、後退時や狭い道の通行時には、1名が誘導する体制をとり交通事故の防止に努めているとのことで、しっかりとした安全体制を構築していることが分かりました。ここで、再質問をさせていただきます。戸田市におけるゴミの回収場所の数、ごみ収集の1日の流れやスケジュール、そして、人員的に無理のない安全な体制で収集が行えているか、お伺いいたします。
【答弁】
家庭ごみ集積所の数は、約3,600箇所となっている。市内を6地区に分け、ごみ分別の種類により曜日を指定し、収集を実施している。早めに収集を終えることができた車両が、他のごみ収集の応援に入るなどの工夫により、作業負担を軽減している。また、委託業者へ収集状況についても適宜確認をしているが、無理は生じていないものと考えている。
ありがとうございました。市内3600箇所もの集積所があり、とても数が多くて大変なことが改めて分かりました。数が非常に多いので、どんどんスピーディーに回収していかなければ収集作業が時間内には終わらないと思いますが、それに対しては、早めに収集を終えた車両が他のゴミ収集の応援に入るなど工夫しているという点や、お互いの負担を軽減して協力し合うことで、無理のないスケジュールとなっているとのご答弁でした。毎日、大変な作業を、スピードと安全の両方に気を付けながら作業してくださっているとのことで、ありがとうございます。今後とも、まずは安全第一に、無理のない体制での収集をよろしくお願いいたします。
【再質問2】
続いて、ふたつめの再質問となりますが、先ほども申し上げたように、ゴミ収集車の運転席は高さもあり、また車体も大きいため、小さな子供が見えにくかったり、後ろが見えにくいなど、死角もあると思いますが、運転席からの死角については具体的にどのように安全対策をしているか、お伺いいたします。
【答弁】
 ごみ収集車は、乗用車と比較し車体が大きいため死角も広く、さらに後方にごみを積載するデザインのため、後ろが見えにくいという特性がある。運行時には、ミラーや後退時におけるバックカメラの活用により周囲の安全確認を行うとともに、右左折時では音声装置により歩行者等へ車両の接近をお知らせしている。また、全ての車両にドライブレコーダーを装備しており、運転中の不注意を減らす効果と注意力を高めている。
カメラなどの装置により見えにくい箇所の視界を補完するとともに、先ほども述べましたとおり、収集は二人一組で行っていることから、後退時や狭い道の通行時には、1名が誘導する体制をとり周囲の安全確認に努めている。 
ミラーやバックカメラの活用による安全確認や、音声装置により歩行者に注意喚起をしているとのことで、歩行者に対する交通事故対策として、複合的な方法で対策をしていることが分かりました。また、2人1組の収集により、1人が運転、もう一人が誘導するという体制を取って安全確認をしているとのことで、安心しました。
最後のまとめとなりますが、戸田市では、安全対策について細心の注意を払っていることが改めて理解できましたし、これまでも交通事故はなかったとのことで、ゴミ収集に携わっている皆さんの日頃のご尽力(じんりょく)に改めて感謝いたします。
全国では、ゴミ収集車による子供への交通事故が相次いでいますが、子育て中の保護者にとって、子供がごみ収集車にひかれてなくなってしまうということは、想像を絶する悲しみであり、何よりも安全第一で作業を行って欲しいということは、共通の願いであります。今後とも、無理のない体制で、歩行者、そして作業員さんの安全を第一に、ごみ収集を行っていただきますように改めてお願い申し上げまして、件名1の一般質問を閉じさせていただきます。
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