【5月1日 総務常任委員会の市内視察に行きました】
こんにちは今日から5月スタートですね!
私が所属している総務常任委員会では、今年の年間活動テーマを「能登半島地震を受けての避難所運営の在り方について」と決定しました。
能登半島地震や台湾での地震を受けて、市民の方々の震災への不安、避難所運営への関心もますます高まっていることと思います。
また戸田市では台風第19 号の大雨の影響を受けて荒川が氾濫危険水位に達したため、荒川第一調整池である彩湖へ水の流入がされました。そして河川や道路の排水能力を上回る雨によって、戸田市内では道路冠水及び床上・床下浸水が発生し、市内避難所へ避難する方々が多数発生しました。
このような背景もあり、私たち総務常任委員会では「避難所運営の在り方について」調査研究をすることにしました。
今日はその年間活動テーマの一環として、市内にある「戸田ボートレース企業団、新曽中学校、本庁舎の防災倉庫」の3か所を、委員会の皆さんや危機管理防災課の職員さんと一緒に見学させていただき、市内の防災備蓄倉庫の現状について調査しました。
防災備蓄品としては、例えば市役所1Fの防災倉庫には次のような備蓄品がありました(R6.3.31現在) 。
わかめご飯、食山菜おこわ炊き出しセット、食玄米リゾット和風味、食缶入りソフトパン、食保存用ビスケットなどの食料品をはじめ、赤ちゃんがいるご家庭のために、食粉ミルク新生児用、袋液体ミルク新生児用、プラスチック哺乳瓶、使い捨て哺乳瓶、乳児用おむつ、おしりふきなどもあったり、生きていくために必要な保存水500mlや、生活用品であるトイレットペーパー、介護に必要な大人用おむつ、袋尿取パット、女性のための生理ナプキン、そして防寒具や寝具としての毛布や難燃毛布、緊急用寝袋、タオルやバスタオル、圧縮肌着(男性用) (女性用) 、段ボールベッド、段ボール製パーテーション、エアーマット、固形燃料、ガソリン、ガスボンベ、発電機など・・・他にもここには書ききれないほど様々なものが棚に整理されて備蓄されていました。
戸田ボートレース企業団では賞味期限が2049年までの食品備蓄品もあり、賞味期限の長さにも驚きました。
このまえ私のお手伝いしている子供食堂でも、防災用の「おにぎらず(水だけでできる握らないおにぎり)」を試食したのですが、こういった防災食は時代とともに味も美味しくなっており、その技術もどんどん進化していることを実感しました。
市の職員さんからのご説明では、「防災備蓄品の収納スペースは限られている」という点や、「その限られたスペースにできるだけ多くの備蓄品を収納したい」という点や、「時代とともに防災備蓄品の質も良くなり、毛布なども真空パック技術で以前よりもコンパクトに収納できるようになっているので、昔の防災備蓄品を新しく買い替えることで、同じスペースにより多くの備蓄品を収納できるようになる」とのことでした。(ですが予算の関係もあり、買い替えることは簡単ではないそうです。)
これから私の所属する総務常任委員会では1年間かけて「避難所運営の在り方について」研究を進めていきますが、本日の視察をもとに、次回の委員会からはさまざまな角度から避難所運営について皆さんと一緒により具体的に検証していきたいと思います。
本日の視察にご協力いただきました戸田ボートレース企業団の職員の皆様や危機管理防災課の皆様、議会事務局の職員さんは、ありがとうございました。