(お子さんが病気をお持ちのお母さんからのご相談を受けました)
こんにちは
先日は子育て中のお母さんからご予約をいただき、市内カフェで「宮内そうこの出張お茶会」を行いました
2人のお子さんを育てているというお母さんからは、少し前にお子さんが病気を発症したことや、共働き家庭であるため、病気を発症したお子さんを含めて2人の子育てと仕事との両立がとても大変な状況であり、ご夫婦でとても大変な思いをしたこと、行政の窓口にも相談したけれど悩みがうまく解決できかったことなど、これまでの経緯も含めて色々とお話を伺いました。
現在はお子さんの症状も少し落ち着いていて、小学校の先生や学童保育室の先生とも相談しながら学校生活を送っているそうですが、お子さんの病状にも波があり、体調が優れないときもあるそうです。
小学校の先生方や学童の先生方はとても親身になって対応してくれているそうで「とてもありがたい。」とお話されていましたが、それでもやはり、お子さんの体調によっては集団生活が難しいときもあり、ご家族のサポートがまだまだ必要であり、今でも子育てと仕事との両立で大変な思いをしていることが伝わってきました。
そういった大変な状況の時には、祖父母の助けを借りながら何とか家族で乗り切っているそうですが、お母さんのお仕事もあり、実際には家族だけで乗り切るのはとても大変な状況であると感じました。
「こういった時に、ある一定の期間だけ、行政が適切なサポートをしてくれるような仕組みが欲しい」との切実なご意見をいただきましたので、そのような「お子さんの病気などで困る時期がある、家族以外の手を借りたい時期がある。」という状況の時に、どのような行政のサポート制度が使えるのか、改めて調べるとともに、担当課にもヒアリングしてみようと思います。
(ファミサポや、お子さんの一時預かりなど、いざという時の制度はありますが、事前に申し込みが必要であったり、それぞれ登録が必要であったり、色々な支援制度を組み合わせたりと、調整することが大変というのが利用の大きなハードルだと思います。)
私も2人目の妊娠中に切迫早産になり2か月ほど入院した経験がありますが、そのようなピンチの時こそ、行政の支援を探す時間も余裕もなく、結局は家族だけで乗り切るしかなかった、というのが多くの家庭の現状だと思います。そのような経験からも、必要な時に必要な制度をうまく使うというのは簡単なようでとても難しいことだと感じました。
ですので、今回のような「子育てで一時的に困った時の制度」というのは、多くの子育て中のご家庭にとって分かりやすく利用しやすい仕組みが必要だと改めて思いました。
今日のご意見はとても貴重なご意見だと感じましたので、今後の議員活動での参考にさせていただき、そういった仕組みづくりを改めて考えていきたいと思います。
またこのお母さんは、「病気のお子さんを育てている子育て中のママ」のための居場所をネット上で立ち上げたそうで、同じ境遇にあるお母さんたちともネットを通じて情報交換をしているそうです。
(自分のこれまでの経験を少しでも他の困っているお母さんたちのために役立てたいという想いからだそうです。大変素晴らしいです)
最近では私のもとに、病気のあるお子さんを育てるお母さん、また、障害のあるお子さんを育てるお母さんなどからご相談をいただく機会がとても増えています。私も皆さんの当事者のご意見やお話を聞きながら、どんな制度や仕組みが必要なのかを考えて、それを支援制度に反映させていけるように、引き続きしっかりと勉強していきたいと思います。