【投稿その2】
11月30日「戸田市産後ケアについて」市内で産後ケアサロンを経営する女性と意見交換をしました(金野県議も一緒に)】
こんにちは
先ほどの投稿の続きとなります。産後ケアに関しては、自分の中でも重要なテーマであると考えており、書きたいことが沢山あります。
【結論・ママに余裕があり安定していないと、健全な子育てができません。】という結論に対して、どうしたらいいのか?なぜママが悩んでいるのか?ママの悩みを減らすには?ママが笑うには?
について続きを書きたいと思います。
昨年度の私の一般質問では、「昔から妊娠や出産は女性が「気合い」や「気概」によって乗り切ることが求められてきた」ことや、「その陰では困難な状況の時に誰にも頼れなかった結果、重度の産後うつや、妊産婦の自殺、子供への虐待といった深刻なケースに繋がってしまうこともあります。」という危険性も訴え、さらには「産後クライシス」(出産という幸せな出来事をきっかけにして、夫婦の仲が急激に悪くなってしまう現象)についても取り上げました。
心身ともに不安定な妊娠中や出産後において周囲の人からは、「妊娠は病気じゃないんだから」「1日ずっと家にいられていいね」「ミルクじゃなくて母乳の方がいいよ」「帝王切開でお産がラクだったね」など、とても傷つくような無神経な言葉をかけられることも多く、このような周囲の言葉は「母親なんだからがんばらないといけない」「周囲に甘えてはいけない」と母親をさらに追い詰めることにも繋がっています。
結論としましては女性の妊娠や出産については、いまだ女性だけのものであると社会において認識されていることを痛感しますし、妊娠や出産に関する正しい知識が社会全体で十分に共有されていないことを実感しています。
母親が安心して子供を産み育てることができる社会には、父親である男性や、会社の上司や同僚、近所のおじいちゃんやおばあちゃんなどさまざまな人が、妊娠や出産をする女性の身体や心の変化について十分に理解を深めることが必要であると思いますし、核家族化が進む現代社会においては特に、行政の支援や地域社会の温かいまなざしは不可欠であると考えます。そのための政策も提案しましたので、ぜひ私の昨年9月の一般質問もお読みいただきご意見ご要望もいただけましたら幸いです。
産後ケアの一般質問(2022年9月)
市内で産後ケアを行う女性にお会いした時の記事(2022年6月)
戸田市では産後ケア支援が少しづつ充実はしてきていますが、いまだその支援は一部のハイリスクの妊婦さんや、特定のリスクを抱える女性のみに限定されており、まだ一般的な女性にまで支援が広がっておらず、十分とは言えないと思っています。
昨日の産後ケアサロンでのマッサージを受けて感じたことには、ママの精神安定のために疲れた体を癒してリラックスできる場を作ることや、出産をきっかけに大きく変化する夫婦関係について夫婦でしっかりと話し合える機会やきっかけを作ることも大事だと思いました。引き続き戸田市の産前産後ケアの充実に向けて、議会でもママの声を届けることを続けていきたいと思います。