【7月21日 町会長さんとの懇談会が開催されました(市民生活常任委員会として)】
こんにちは
あっという間に日曜日の夕方ですね
投稿が遅くなりましたが、先週の金曜日には、「市民生活常任委員会と町会長さんとの懇談会」が開催されました。
戸田市町会連合会の会長と副会長をお招きして、「町会・自治会活動の現状や課題」について、現場からの貴重なご意見を沢山いただくことができました。
私たち市民生活常任委員会では、年間活動テーマ「町会・自治会と行政との関係について」、1年間かけて調査研究をしています。
戸田市は平均年齢の若いまちと言われていますが、それでも高齢化は進んでおり、町会の運営が難しくなっている地域も出てきており、また子供会の弱体化や、PTA役員の在り方も大きく変わってきていて、地域と行政との在り方も、時代とともに大きく変わってきています。
懇談会の中で、戸田市町会連合会の会長や副会長さんからは、町会事業の協力者が急激に減少している現状や、若い担い手を取り込むことの難しさ、子供会が弱体化して解散状態となってしまった町会も多くあるという現状、コロナ禍でこの状況が加速してしまい、町会の活気を取り戻すことが容易ではないという深刻な課題を伺いました。
また私自身も、市議会議員になってから、町会や子供会に少しずつ関わらせていただく中でうすうす感じていたことですが、「新住民と旧住民など、近隣の方々とのコミュニケーションが希薄になっている」ということも課題として挙げられていました。
私が住んでいる地域では、古くから何世代にもわたって住んでいらっしゃる一戸建ての住民の方々と、新しく新築マンションが建つ中で、若い世代や子育てファミリーがどんどん戸田市に入ってきて新しい住民も増え続ける中で、旧住民(何十年も前から代々、戸田市に住んでいらっしゃる方々)と、新住民(子育てなどをきっかけに戸田市に引っ越してきた若いファミリー層)が、お互いにほとんど交流がないことを私もずっと感じていて、もったいないと感じていたところです。多世代交流によって地域交流の活性化を促すことも、大きなテーマだと感じています。
他にも、町会長さんの仕事の多さや忙しさをお聞きして、「町会長さんってこんなにも忙しくて大変なんだ。」と改めて驚きました
一例を挙げるだけでも、例えば、「国勢調査員、民生委員、投票所の立会人、学校運営協議会委員などの人員推薦・選任依頼など」が、町会・自治会長さんに依頼が来るそうで、こういったことも大きな負担となっているそうです。
他にも、PTA弱体化が原因なのかもしれませんが、「小中学校からの町会への依頼も増えている」そうで、町会連合会の正副会長の「市からの充て職の依頼」も多く、「ゴミ集積所の管理や対応にも追われて」いたり、「日赤や社協、赤い羽根などの募金活動なども高齢化などで班長さんの集金が難しくなっている」といった深刻な現状も伺いました。他にも地域の仕事は色々とあると思いますし、町会運営や町会長さんたちの、本当に大変な状況が理解できました。
現在は、町会長さんや会員の皆さんの努力や頑張りによってなんとか成り立っている町会も、今後、高齢化などがますます進み、担い手不足が続くと、継続が難しくなっていくことが容易に想像できます。
行政に対して求める支援など、町会長さんの行政へのご意見もいただきましたので、今日の懇談会のお話をもとに、市民生活常任委員会では引き続き、年間活動テーマ「町会・自治会と行政との関係について」を皆さんと一緒に話し合っていきたいと思います。
戸田市町会連合会の会長と副会長のお二人には、大変お忙しい中、貴重な現場のお話をいただきまして、本当にありがとうございました