活動報告

【戸田市美女木にある「社会福祉法人戸田蕨福祉会 児童発達支援センターあすなろ学園」の視察に伺いました】

【戸田市美女木にある「社会福祉法人戸田蕨福祉会 児童発達支援センターあすなろ学園」の視察に伺いました】
(そこに通うお母様たちの親の会にもこれまで参加しており、双方のお話を聞きましたので、それをもとに6月議会に向けて準備を進めていきます!)
こんにちは☺️
今日は戸田市美女木にある「あすなろ学園」を視察させていただきました。
今年の2月から「お子様に自閉症や発達障害などがあるお母様たちの声を聞く親の会」に参加させていただいており、蕨市の大石圭子議員とともに現場のお母様たちの声を聴いてきました。
そして本日は、そういったお母様たちの声をいただいてきた「あすなろ学園」に視察させていただきました。
今日はお母様たちから伺ったお声を施設長や職員さんに届けるとともに、あすなろ学園さんが現在取り組んでいらっしゃる保育や、理想とする支援についてもお話を聞かせていただきました。また実際の保育現場も見せていただくことができました。
双方のお話を伺って感じたのは、私自身も子育てをする中で子供の発達に関しては色々と不安を感じてきた経験から、保護者の不安な気持ちがとても理解できることや、保護者の心情にまずは寄り添った保育をして欲しい、という思いが一番にあるのですが、一方では、あすなろ学園さんのスタッフさんも、お子様ひとりひとりに合った保育について一生懸命に考えながら取り組まれていらっしゃる様子を拝見させていただき、とても温かい雰囲気の中で保育が行われていることが見ていて伝わってきました。
現在は「インクルーシブ教育」が注目されており、幼稚園や保育園でも障害のあるお子様を受け入れるインクルーシブな保育は理想的ではありますが、現実的な課題として、現在の戸田市の幼稚園や保育園では、先生ひとりで30人くらいの子供を見ているところも多く、障害のあるお子様を受け入れられる園は少ないように感じます。保護者からは、「障害があるという理由から、複数の幼稚園から入園を断られてとても辛かった」というお声も実際に伺っています。これは親として本当に辛いことだと思いますし、現実問題として、そういった障害のあるお子様を受け入れる環境が整っていない幼稚園や保育園がまだまだ多いというのは実感として感じています。(全ての園がそうとは言い切れませんが、やはり障害の程度によって入園を断られるケースがあることは聞いています。)
またある保護者からは、「入園を断られる可能性が分かっているので、子供に発達障害があることを隠して入園した。それしか方法がなかった。」というお話を聞きまして、入園するために、子供の障害のことを隠さなくてはいけない保育の現実に、悔しさとともに、お母様の気持ちを思うととても悲しくなりました。
「あすなろ学園」ではその点において、お子様ひとりひとりの特性に合ったきめ細かい保育が行われていて、発達支援を目的としたカリキュラムが組まれており、発達を促すためのトランポリンなどの運動施設も充実していて、定期的に作業療法士の専門家もいらっしゃっていたりと、障害のあるお子様を育てている戸田市や蕨市のご家庭にとって、あすなろ学園が担っている役割はとても重要だと感じました。
そういった状況の中ですが、これまで保護者からのお話では、「あすなろ学園に通っていてとても助かっている。スタッフさんにもとても感謝している。けれども、保護者としてはこういうことを望んでいる。ここはもっとこうして欲しい。」といった具体的なご要望もいくつかいただいています。それに関しては、私も保護者の方のご要望が叶えば、さらに戸田市の児童発達支援の充実に繋がるのではないか、と感じています。
そういった現場の保護者の声を政策に繋げられるように、これから戸田市役所の障害福祉課の職員さんとも打ち合わせをしていき、6月議会の一般質問に向けて準備を進めていきたいと思います。
また、あすなろ学園の職員さんや保育現場のスタッフさんも本当に一生懸命に温かい保育をしてくださっていて、本日もお忙しい中で視察を受け入れてくださり、本当にありがとうございました🙇‍♀️
私にとって現場を見せていただくことは大変勉強になりましたし、あすなろ学園の職員さんも、「保護者から聞いた声を伝えてくれて、勉強になりました。今後の参考にしていきたい。」とおっしゃってくださいました。本日はありがとうございました☺️
宮内そうこ対談 あすなろ学園
宮内そうこ、あすなろ学園の視察
宮内そうこ、あすなろ学園の視察
宮内そうこと大石圭子議員
宮内そうこと子育て相談会
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