【10月20日 市民の方からのご意見(クロムブックの使い方について)】
こんばんは
市内小学校にお子様が通う保護者の方から、クロムブックの使い方についてのご意見をいただきました。
内容を一部抜粋いたします。
「クロムブックをどんなことに使用しているのか子どもの話を元に説明します。これらの使用方法が本当に子どもの将来のためになるのか考えて頂きたいと思います。主に使用する教科は算数・国語・生活・図工だそうです。
(中略)
例えば最近では、虫の写真を撮り、その虫にまつわるクイズを手書き仮名入力で書き、先生に送信する課題がありました。その他に図書館に見学に行く前に、その質問事項を手書き仮名入力でまとめて先生に送信する課題もありました。これらの使用には、パソコンの技術のどんな要素が必要かをまとめました。
1 カメラを使った写真の撮影。2 カメラを使った動画の撮影。
3 テキストを開き文字入力する(ローマ字をまだ習っていないので、主に手書き仮名入力)。
4 複数のテキストをつなげる。
5 できたテキスト、写真・動画を先生に送信する。
この作業のうち、「3.文字入力をする(手書きもしくはタッチペンで書く入力)」という作業は、反応が思い通りにいかずイライラし、時間がかかるのだそうです。
(中略)
このパソコンの技術、低学年が学ぶ技術としては適切だと思うのですが、何度も繰り返し行う必要あるでしょうか?この技術を使った課題は、科目や課題内容を変えて、授業で何度も行っているようです。大人になったら手書き仮名入力よりもタイピングの方が多いと思われますし、写真・動画を撮ること、テキストをつなげることや先生に送信すること、これらはそれほど難しい技術ではないため何度も繰り返し行う必要はないと私は思います。
(中略)
2年生の文章を書く能力は、やっと 400 字詰め原稿用紙を埋められる程度です。その内容は同じことが続けて2回書かれてあったり、促音の間違いがあったりします。まだ自分の思ったことを順序良く書けるレベルではありません。生活・図工の授業を通して、文章を書く機会が豊富にあった方が子どもの文章を書く能力は上がるのではないでしょうか?
見たことを思い出し、何について書くか、どうやって表現するか(色、形、音、匂い、感触など)を考えることを繰り返すことで、少しずつ人に伝わる文章が書けるようになると思います。」
この保護者の方は、クロムブックに関して以前にも私にご意見をくださいました。お子さんのクロムブックの使い方の様子を見て感じたことを率直に訴えてくださっています。
私の子供もクロムブックを授業で使用していますが、随分とパソコン操作も早くなり、以前よりもスムーズにクロムブックを使用していると感じています。
また先生たちも色々と工夫しながらクロムブックを授業に取り入れてくださっていて、クロムブックを使用するメリットや良い面も沢山あるかと思いました。
ですが一方では、この保護者の方のご意見のように、クロムブックを使用しすぎることへの心配の声もいただくこともありますし、紙と鉛筆を使ったアナログな作業も大切かと思いますし、バランスが大切なのかな…と思いました。
教育委員会の担当課の方にも、この保護者の方のご意見を共有させていただきました。さまざまなご意見がある中で、ひとつのご意見として受け取っていただくことができました。
今後もクロムブックの使用方法については、私も子供の授業の様子などを通して、引き続き注目して見ていきたいと思います。