活動報告

戸田市議会の一般質問に登壇しました!テーマ①「学童保育室の支援について」 戸田市議会議員 宮内そうこ

【戸田市議会の一般質問に登壇しました!テーマ①「学童保育室の支援について」】

おはようございます。
戸田市議会3月定例会では、「学童保育室の支援」をテーマとして一般質問しましたのでご紹介します。
近年、タイミーなどに代表される「スキマバイト(単発・短時間の仕事)」など、新しい働き方を選択する子育て世代が増えています。
子育て中の家庭、特に子どもがまだ小さい家庭にとって、子どもの予定に合わせて単発・短時間で働けるスキマバイトは現実的な選択肢です。
しかし現在の学童保育室は、「同じ会社に一定時間以上の勤務」が利用条件になっているため、スキマバイトのような働き方だと、実際に働いているにもかかわらず学童を利用できていない現状があります。
多様な働き方が広がる今、学童保育の制度も、時代の変化に合わせて、誰もが使いやすくなるように見直していく必要があるのではないかと考え、柔軟な制度設計を要望しました。
また、「小学校登校前の朝の居場所づくり事業」も、半年前の議会で取り上げましたが反響が大きかったため、再び戸田市議会で要望しました。
保護者が子どもよりも朝早く出勤する家庭では、小学1年生の幼い子どもが、ひとりで家に鍵をかけて小学校に登校するケースもあります。
実際に保護者の方からは、「朝、子どもを家に置いて先に出勤するのがとても不安」「朝に子どもの預け先がないため、やりたい夢や仕事を諦めた」という声を繰り返し聞いてきました。
そこで、小学校の学童保育室で、登校前の子どもを朝から預かる「朝の居場所づくり事業」について要望させていただきました。これは都内ではすでに大きく広まっている支援であり、共働き家庭の多い戸田市でも需要が見込まれる政策です。
さらに学童保育室に入りたくても入れない「待機児童」の問題についても質問しました。
働く意思があり利用を希望しているにもかかわらず学童に入れない状況は、保護者の生活や就労に大きな影響を与えます。現在の待機児童の状況を確認するとともに、今後どのような対策を進めていくのか、市の具体的な取り組みを求めました。
親がどんな働き方を選んでも、子育てを理由に仕事や夢を諦めなくてもよい社会を目指します!
以下が一般質問の全文となります。ぜひご覧くださり、率直なご意見をいただけますと幸いです。
⭐️以下、宮内そうこ一般質問の全文です⭐️
件名1:「学童保育室の支援について」
おはようございます。戸田の会の宮内そうこ です。それでは、件名1:「学童保育室の支援について」に入ります。
近年、スキマバイトや単発・短時間就労といった働き方を選択する子育て世帯が、私の周囲でも確実に増えています。これは決して特殊な働き方ではなく、今の子育て世代にとって、現実的な選択肢のひとつとなっています。
一方では、こうしたスキマバイト的な働き方には大きな課題があります。それは、就労時間や就労先が不定期であること、事前に就労証明書を提出できないこと、そして現行の学童保育室の利用要件に当てはまらないことにより、実際には就労している方が沢山いるにもかかわらず、学童保育を利用できていないという現状があり、現場と行政の制度に乖離が起きていることです。
現在の学童保育室の利用要件は、特定の事業所に継続して雇用されていること、また就労時間が明確であることを前提としています。つまり、従来の働き方である、同じ会社に一定時間以上勤務する、ということが前提となっています。しかしながら、この制度設計は、いま時代とともに急速に増えている新しい働き方には対応しておりません。
実際に、テレビCMなどでも大手のスキマバイトの会社が複数広告していますが、私の周囲の母親にも、そういう働き方をする人が増えています。この働き方は、企業側としても、緊急の欠員を埋めるための急募をかけられるメリットがあり、子育て中の母親にとっても、子供が小さく、空いている時間に単発で短時間だけ働きたいという需要があり、今後もさらに拡大していく働き方であると考えます。
私自身もスキマバイトに登録して実際にエントリーしてみましたが、画面には複数の企業の求人が表示されます。そして、例えば、「明日、時間が空いたから、3時間だけ働こう」など、直前にエントリーできる仕組みです。このような柔軟な働き方は、いま子育て世代の間で注目されています。一方では、この働き方では、現在の既存の制度では、子どもを学童に預けられないため、今は、上の兄弟に下の子を見てもらったり、数時間、家で留守番させて仕事に行っている実態があります。
本日の一般質問では、働き方の多様化という現代社会の急速な変化に対して、学童保育の支援はどのように対応していけるのか、そして戸田市の子育て世帯が安心して働き続け、仕事や子育ての両立を諦めなくてもいい社会を目指すために、本市の支援をどのようにアップデートしていくのか、こうした課題を中心に、通告に従いまして一般質問させていただきます。
件名1:「学童保育室の支援について」
近年、スキマバイトや単発就労など、新しい形態で働く母親が増えており、多様な就労形態に対応できる学童保育が求められている。また、待機児童の解消や、朝の居場所を求める声も多く、本市における共働き支援の在り方について伺う。
 (1)スキマバイトや単発就労など、近年の多様な働き方に対して、学童保育室としてどのように対応していく考えか伺う。
 (2)学童保育室における待機児童の現状や課題について。
 (3)令和7年9月定例会で提案した「朝のこどもの居場所づくり」について、依然として一定数の保護者からの需要があるが、市の進捗状況と今後の方針は。
 (4)現代の多様な働き方のニーズに対して、柔軟に対応できる学童保育室の在り方を模索していくべきと考えるが、まずは市民ニーズ調査を実施してはいかがか。
ご答弁をよろしくお願いいたします。
【戸田市の答弁】
(1)学童保育室の利用は、原則として、保護者の就労等を条件としておりますが、それとは別に、一時的な保育需要に対応するための制度として、保護者の就労条件等に関わりなく、登録により誰でも利用できる一時保育の制度を設けております。各公立学童保育室で5名から10名の枠を設けており、事前に予約をすることで、利用日に空きがあれば、利用することが可能となっております。
(2)令和8年度公立学童保育室の申請状況について、令和8年1月末時点で、戸田南小学校及び戸田東小学校学童保育室、また、戸田南小学校の児童を受け入れている、こどもの国学童保育室において、待機児童が発生しており、待機児童の保護者には、一時保育や民間学童の案内等を行っているところでございます。こうした中、戸田南小学校及び戸田東小学校学童保育室の待機児童対策として、両学校区から通室するに当たり最適な場所に、新たに民間学童保育室1室の誘致を進めており、本年度に決定した事業者が、令和8年4月からの開室に向けて準備を進めているところです。本学童保育室の開室により、新たに35名の受入れ数が拡大することとなり、待機児童の早期解消が期待されるところでございます。また、課題としましては、待機児童の発生は、各年度における入室希望者数に大きく影響を受けるため、入室児童数の予測をたてることが難しい点がございます。特に昨今は、子どもの数が減少している中、就労を希望する女性の割合が増加するなど、様々な要因を踏まえ、対応を図ることが求められております。近年の入室希望者数の増加率や今後の児童数の予測などを基に、可能な限りの入室予測をたてながら、対応策を検討してまいります。
(3)朝の居場所づくりについては、令和7年9月議会でご答弁申し上げましたとおり、保育園児の登園状況によりニーズを把握したり、朝の居場所づくりに係る県のモデル事業の結果や他自治体の実施状況を確認してまいりたいと考えており、引き続き、今後の需要や社会情勢等を見極めながら、調査・研究してまいりたいと考えております。
(4)学童保育室の運営は、児童福祉法に位置付けられた、「放課後児童健全育成事業」として、国の定める基準に基づき実施している事業でございます。その上で、本市では、保護者の多様な働き方に対して柔軟に対応できるよう、一時保育の制度を設けたり、朝の居場所づくりの調査・研究を行ったりするなど、時代の流れに応じて求められるニーズに対し、個別に取組みを進めてまいりました。こうした現状において、入室児童の保護者からも、指導員と定期的に行う学童保育室運営検討会議等においても、学童保育室の在り方に関わる要望等は寄せられていないことから、現時点で包括的な市民ニーズ調査を実施することは考えていないところでございます。
ご答弁ありがとうございます。それでは順次、再質問をさせていただきます。
【宮内の再質問①】
一時保育の利用方法について、いつまでに利用の手続きが必要でしょうか。
【戸田市の答弁】
一時保育は、利用希望日前日の16時30分までに、保護者等が学童保育室で利用申請書を記入し、提出することが必要となっております。
【宮内の再質問②】
続いて再質問をいたします。現行の一時利用の手続きでは、直前に仕事のアポイントを取るという単発就労の働き方とは嚙み合っておりません。その問題を解決するために、前日ではなく、当日の朝まで予約や利用申請を可能にすれば、スキマバイトなどの柔軟な働き方にも対応できるようになると考えますが、いかがでしょうか。
【戸田市の答弁】
一時保育の利用受付けは、日頃から学校との連携・協力体制が図られており、一時保育を運営している各学童保育室が担っておりますが、平日は午後1時に開室することから、当日の受付けは困難な状況にございます。また、学童保育室は、利用児童リストを前日までに学校側に報告することで、利用当日に、担任から児童に対し入室を促していただいております。これは、学童保育室への入室を忘れて帰宅してしまう児童が一定数おり、特に学校生活に慣れていない1年生には声掛けが必要であるとの認識から、安全上確実に一時保育を利用してもらうために、学校側に依頼しているものでございます。学童保育室の開室時間に鑑みると、利用受付けや学校への情報共有が難しいこと、また、低学年の児童の確実な保育を確保する面からも、現状の運用を変更することは考えておりません。
【宮内のコメント】
市の答弁では、「当日の受付は困難」「学校への情報共有が難しい」とのことでした。しかし、それは本当に不可能なのでしょうか。実際には、当日の朝まで情報共有を行い、運用している自治体は存在します。例えば、西東京市では、学童クラブの利用予定や保護者連絡について、当日の朝8時までアプリで登録・変更が可能であり、8時以降は電話で対応する仕組みを取っています。つまり、当日の朝の時点で、学童側が利用児童を把握する運用が、西東京市では、現実的に成立しています。また、東京都杉並区では、学童保育のスポット利用について、利用当日であっても、電話や連絡帳による申込みを受け付け、現場対応しています。これは、「当日に受け付けても運用することは可能である」という明確な実例です。このことから分かるのは、「当日朝の連絡や共有はできない」というのは、技術的・制度的に不可能なのではなく、そうした仕組みを戸田市が採用しようとしていないだけということです。前日16時30分までという現在の運用を、当日の朝までに変更することは、多額の予算を必要とする話ではなく、一度運用ルールを見直せば対応できる話です。スキマバイトのように、直前に就労が決まる働き方が増えている中で、制度がこのまま変わらないのであれば、実際に働いている保護者が支援から除外されてしまいます。これは「物理的に不可能な問題」ではなく、「やるか、やらないか」の選択の問題です。ぜひ、当日朝までの受付の変更をしていただけますよう、強く要望させていただきます。
【宮内の再質問③】
続いて、新しい働き方としてスキマバイトや単発就労をしている保護者のために、一時保育の利用定員の中に、一定の空き枠を設けてほしいと考えますが、いかがでしょうか。
【戸田市の答弁】
一時保育は、保護者の就労条件等に関わりなく、登録により誰でも利用できる制度でございます。どのような働き方をされているご家庭でも、利用希望日前日の16時30分までに利用申請していただければ、現在でも利用が可能となっております。一方、空き枠を設けることは、その枠の分だけ利用制限に繋がることから、空き枠を設けることは考えておりません。
【宮内のコメント】
市の答弁では、「どのような働き方であっても、前日の16時30分までに申請すれば利用できる」とのことでした。しかしながら、これは制度の説明であり、実態を反映しているとは言えません。一時保育は定員制であり、申請をしても空きがなければ利用できない制度です。つまり、「申請すれば利用できる」のではなく、「空きがあれば利用できる」という制度です。このような不確実性が高い制度では、安心して仕事に応募することができません。スキマバイトは、一度エントリーすると、キャンセルに非常に厳しいペナルティが科される仕組みになっています。「学童の一時保育を利用できるかどうか分からない、空きがあるかどうかも直前まで不透明」という状況では、就労そのものを諦めざるを得ない家庭が出てきます。市は「空き枠を設けると利用制限につながる」と答弁されましたが、一定の需要が想定される利用形態に対して、あらかじめ対応を検討することは、利用の制限ではなく、制度を利用実態に近づけるための調整だと考えます。これは新たな予算措置を伴うものではなく、運用の問題であり、「誰でも使える制度」というのであれば、実際に市民ニーズに合わせて使いやすくする設計が必要です。スキマバイトという新しい就労形態を前提とした利用枠の検討を、強く要望させていただきます。
【宮内の再質問④】
続いて再質問をいたします。今後も、市内の全地域において、学童保育室の待機児童が発生する可能性がありますが、どのように待機の予測を立て、対策を行っていくのでしょうか。
【戸田市の答弁】
今後の児童数の推計や、学童保育室への入室児童数の実績等を基に、学校ごとの入室児童数の予測を立て、待機児童が発生する見込みのある場合については、計画的に民間学童保育室の誘致を検討するなどの対策を図ってまいります。
【宮内のコメント】
ありがとうございます。引き続き、対策をよろしくお願いいたします。
【宮内の再質問④】
続いて再質問いたします。半年前に、令和7年9月議会で「朝のこどもの居場所づくり事業」を提案しましたが、これについては市民から多くの反響がありました。ぜひ戸田市でも朝の居場所づくりを実施してほしいという声が、現在も継続して寄せられています。親が子どもよりも早く出勤せざるを得ない家庭では、小学1年生などのまだ幼い子どもが、朝ひとりで家の鍵をかけて小学校に登校するという厳しい現状があり、保護者にとっては大きな不安要素です。また、朝、子どもを家に置いて会社に行くことはできないので、泣く泣く自分の夢を諦めたという母親の声も届きました。東京都では、朝の居場所づくり事業はすでに当たり前の取り組みとして広がっており、都心に近く共働き世帯の多い戸田市においても、一定数のニーズがあると考えます。夕方ほど利用者数は多くないと思いますが、それでも、確実にこの支援を必要とする家庭が存在しています。そこで提案ですが、まずは駅に近い小学校で、試行的に朝の居場所づくり事業を開始してはいかがでしょうか。
【戸田市の答弁】
朝の居場所づくりにつきましては、人員や居場所の確保など、人材確保やコスト面の課題もあることや、居場所へのニーズについて、県においてモデル事業を実施しておりますことから、まずは保育園の登園状況とともに、他自治体の状況を研究し、社会情勢を見極めながら、今後、実施の必要性について調査してまいります。
【宮内の最後のまとめ】
朝の居場所づくりについては、前回と全く同じ答弁です。今回も「社会情勢を見極めて調査」と答弁されましたが、これは実施しない理由にはなりません。なぜなら、いますでに困っている家庭が現に存在しており、朝、子どもを一人にせざるを得ない家庭があることは、社会情勢を見極めた未来の話ではなく、すでにいま目の前で起きている現実だからです。
市は「ニーズ調査」と言いますが、この調査を待つ間にも、今この瞬間も、子どもは毎朝ひとりで登校し、保護者は毎朝、葛藤しています。必要なのは大規模な制度設計ではなく、まずは限定的に小さく始めて実態を把握することだと思います。例えば、ニーズが想定される小学校で試行的に実施すれば、過大なコストをかけずに、ニーズの有無と必要な人員を測定できます。「調査・研究」を理由に、いま目の前にある課題を先送りするのではなく、実際に試行してみて結果を把握することこそが、行政の責任ある検討だと私は考えます。子育て世帯が安心して働ける環境整備は、少子化対策の最大の土台であり、今の戸田市に強く求められている政策です。まずは1校から試行していただき、その結果をもって、朝の居場所づくり事業の導入について検討していただきたく強く要望させていただきます。これで件名1を閉じさせていただきます。
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