【3月議会が閉会しました】
こんばんは

投稿が遅くなりましたが、3月26日に戸田市議会3月定例会が閉会しました。改選後の初めての議会ということで、沢山の新人議員さんも加わり、気持ちを新たに3月議会がスタートしました。
私も4年前の初当選の時の一般質問は、震えながら登壇したことを思い出しました。みなさんの質問の録画も観られますので、ぜひ戸田市議会ホームページからご覧になってみてくださいね。
これから私が一般質問した③つのテーマについて、順次、ご紹介いたします。
まず1つ目のテーマとして、「2025年の戸田市議会議員選挙について」一般質問しました。
1月に実施された戸田市議会議員選挙ですが、投票率が40.59パーセント、投票数が41、733人と、4年前の38.88%と比較しても、投票率が約2パーセントもアップしました。
その理由のひとつとして、今回の選挙は、たくさんの候補者が駅に立ち、駅でのPRが大変盛り上がったことが挙げられると思います。
私も駅立ちをしていて、「選挙が近いのですか?」「選挙はいつですか?」と聞かれることも多く、駅を利用される市民の皆さんが、非常に高い関心を持っていることを感じました。
また、地域住民の方々からも、「これほど多くのチラシがポストに入ってくる選挙は今回が初めてだった。」と、驚きの声も聞かれました。
そのような選挙でしたが、振り返ってみると、色々と思うところもありました。今回、特に訴えたことには、投票率アップのさらなる工夫についてです。
投票率アップのために、まだまだ、工夫できる余地があるのではないかと私は感じました。
例えば、期日前投票についてですが、期日前投票は、ご存知の通り、投票券や身分証がいらず、手ぶらでオッケーという大変便利な制度です。この制度のおかげもあり、今回の市議選の期日前投票率は約36パーセント、投票者数約15000人にものぼりました。つまりは、全投票者のうち、約3人に1人以上が期日前投票を利用している計算となります。
こういった傾向からも、期日前投票は非常に重要であることが分かりますが、投票率をさらに上げるためには、市内3駅のすべての駅前に期日前投票所を設置することが最も効果的ではないかと考えます。
市内3駅のうち、戸田公園駅はすでに駅前行政センターがありますが、戸田駅、北戸田駅前には期日前投票所がありません。
最新の統計データによると、2022年のJR東日本、市内3駅の乗降客数は、戸田公園駅6万1830人、戸田駅3万8518人、北戸田駅4万932人であり、3駅の乗降客数の合計は14万1280人にものぼります。全てが戸田市民ではありませんが、それであっても、駅を利用する市民は非常に多く、もし通勤者が仕事帰りに駅前で気軽に投票できれば、もっと期日前投票率はアップするのではないでしょうか。
そして、もうひとつのテーマ、選挙公報についても取り上げました。
詳しくは以下の一般質問全文をご覧くださいね。
またご意見やご感想もお待ちしています。


件名1:「2025年の戸田市議会議員選挙について」
それでは件名1:「2025年の戸田市議会議員選挙について」、一般質問をさせていただきます。
まず、今年1月に実施されました戸田市議会議員選挙の運営を滞りなく行ってくださった戸田市選挙管理委員会の皆様や、投票所の運営に携わってくださった市職員の皆様には、心より感謝を申し上げます。
さて、今回の戸田市議会議員選挙ですが、投票率が40.59パーセント、投票数が41、733人と、4年前の38.88%と比較しても、投票率が約2パーセントもアップしました。
その理由のひとつとして、今回の選挙は、たくさんの候補者が駅に立ち、駅でのPRが大変盛り上がったことが挙げられると思います。私も駅立ちをしていて、「選挙が近いのですか?」「選挙はいつですか?」と聞かれることも多く、駅を利用される市民の皆さんが、非常に高い関心を持っていることを感じました。また、地域住民の方々からも、「これほど多くのチラシがポストに入ってくる選挙は今回が初めてだった。」と、驚きの声も聞かれました。
そのような選挙でしたが、振り返ってみると、色々と思うところもあります。「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」と言いますが、そのときの記憶も少しづつ薄れつつあります。だからこそ、記憶が残っている今、一般質問で取り上げさせていただきたいと思います。
特に訴えたいことは、投票率アップのさらなる工夫についてです。投票率アップのために、まだまだ、工夫できる余地があるのではないかと私は感じました。
例えば、期日前投票についてですが、期日前投票は、ご存知の通り、投票権や身分証がいらず、手ぶらでオッケーという大変便利な制度です。この制度のおかげもあり、今回の市議選の期日前投票率は約36パーセント、投票者数約15000人にものぼりました。つまりは、全投票者のうち、約3人に1人以上が期日前投票を利用している計算となります。
こういった傾向からも、期日前投票は非常に重要であることが分かりますが、投票率をさらに上げるためには、市内3駅のすべての駅前に期日前投票所を設置することが最も効果的ではないかと考えます。
市内3駅のうち、戸田公園駅はすでに駅前行政センターがありますが、戸田駅、北戸田駅前には期日前投票所がありません。期日前投票所の場所別のデータを見ると、5か所のうち、戸田公園駅前行政センターでの投票数は、他と比べても圧倒的に多いです。やはり、駅前の利便性は他の場所とは一線を画すと感じています。
最新の統計データによると、2022年のJR東日本、市内3駅の乗降客数は、戸田公園駅6万1830人、戸田駅3万8518人、北戸田駅4万932人であり、3駅の乗降客数の合計は14万1280人にものぼります。全てが戸田市民ではありませんが、それであっても、駅を利用する市民は非常に多く、もし通勤者が仕事帰りに駅前で気軽に投票できれば、もっと期日前投票率はアップするのではないでしょうか。
そして、今回取り上げるもうひとつのテーマ、選挙公報ですが、選挙公報は、全ての候補者を一覧で比較できる大切なツールです。選挙公報は、ポスターと違って目立ちませんが、有権者にとっては「投票する際に、いちばん役に立った。」と言う声も多くあります。特に高齢の方にとっては、アナログの新聞紙と同じで、手に取ってゆっくり読むことができるメリットがあります。
この選挙公報ですが、選挙期間中には、「選挙公報が欲しい」「駅のラックには置いてなかった」「どちらでもらえますか?」と、色々な方々に聞かれました。戸田公園駅の棚にある選挙公報は、選挙1日目の日中にはなくなり、その翌日以降は一度も補充されることがないまま選挙が終わったようです。
どうしても選挙公報が欲しいという市民からは、市役所までわざわざ足を運び、職員さんに何度もお願いして、ようやく奥の方から1部だけ出してもらえたと聞きました。その方は、「選挙公報をもらうのに苦労した。もっと気軽にもらえるといいのに」と後日お話されていました。選挙公報は、1週間の短い期間に約7万世帯に全戸配布しており、ポスティングも1社が委託しているため、早く配布される地域もあれば、投票日の2日前という地域もあります。そういった事情もあるからこそ、駅や市役所、公共施設などで、誰もが選挙公報を気軽に手に入れることができる仕組みづくりも、投票率アップのために重要だと考えます。
このような背景を踏まえまして、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
件名1.2025年の戸田市議会議員選挙について
(1)期日前投票について。
①期日前投票所の設置場所の指定基準は。
②それぞれの期日前投票所での投票数は。
(2)選挙公報について。
① 選挙公報の発行部数と配布方法、配布スケジュールは。
② 市内で設置している場所と補充方法は。
ご答弁よろしくお願いいたします。
【市の答弁】(1)期日前投票について、①、②を一括しての答弁案となります。期日前投票所におきましては、公平性や有権者の利便性等、様々な観点から総合的に勘案し、選挙期日の告示日の翌日から選挙期日の前日までの間に、市の選挙管理委員会が指定した場所に設けているところでございます。本市では、市の中心部に位置している戸田市役所、JR戸田公園駅から至近に位置する戸田公園駅前行政センター、笹目地区に位置している笹目コミュニティセンター、市の東部地域に位置している東部福祉センター、大型商業施設であるイオンモール北戸田の5か所に期日前投票所を開設しているところであります。また、期日前投票所における投票数につきましては、開設期間や開設日時が異なりますが、戸田市役所では4,845人、笹目コミュニティセンターでは634人、戸田公園駅前行政センターでは5,615人、東部福祉センターでは919人、イオンモール北戸田では2,965人となっております。
(2)選挙公報について、①、②を一括しての答弁案となります。選挙公報につきましては、73,000部を作成し、令和7年1月21日からポスティング業者により各世帯へ投票日の2日前までに配布を行っております。また、期日前投票所を含め、人が多く集まる市内3駅や公共施設等市内39カ所に配架しており、設置場所から不足の連絡があった場合は、速やかに補充しているところであります。
ありがとうございます。それでは、順次、再質問をさせていただきます。
【再質問1】まず、(1)の期日前投票についてですが、冒頭でも述べましたが、投票率を上げるため、戸田駅及び北戸田駅前においても期日前投票所を設置すべきと考えますが、いかがでしょうか。
【市の答弁】本市においては、有権者の利便性に資するため、市域全体に5か所の期日前投票所を開設しているところでございます。駅前の期日前投票所の設置におきましては、他市の事例では、公共施設の一部で行っているところが多く、民間施設を利用する場合、選挙の期間中のみ一時的な場所の確保や、投票箱や投票用紙の管理、運営体制等、期日前投票所として開設するためには、多くの課題があるところでございます。投票率向上につきましては、認識をしているところでございますが、期日前投票所の設置場所や設置箇所につきまして、引き続き研究してまいりたいと考えております。
【再質問2】続いて、(1)について再質問をいたします。今回の選挙においては、投票率を上げるために、どのような取り組みを行ったかお伺いいたします。
【市の答弁】今回の選挙における投票率が上がるための取り組みといたしましては、人が多く集まる市内3か所の公共施設の出入口等に啓発ステッカーを設置するとともに、市内3駅の改札に啓発横断幕を設置いたしました。投票率におきましては、40.59パーセントとなっており、前回の市議選から比較しますと、約2ポイント上昇したところであります。今後も、様々な取り組みを行い、さらなる投票率の向上に努めてまいります。
様々な対策をしてくださっており、ありがとうございます。
【再質問3】続いて、(2)の選挙公報について再質問をいたします。期日前投票所で選挙公報をもらえることを、有権者は知らない方が多いかと思います。その旨をもっと周知する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
【市の答弁】期日前投票所に設置している選挙公報におきましては、全戸配布している啓発チラシやホームページ等、様々な媒体を通じて有権者の方に周知を図ってまいります。
ぜひ、市内39か所で選挙公報をもらえるということ、もっと周知していただけますように、よろしくお願いいたします。
最後のまとめに入ります。
私は、投票に行く方は、3種類に分けられると考えます。①は、どんなことがあっても必ず投票に行くと決めている方、こういう方はタクシーを使ってでも投票に行きます。②は、投票日当日の天候や、その日の予定次第で、行けそうであれば行こう、と思っている方です。こういう方は、雨や雪が降ったり、投票日当日に家族ででかける予定や、仕事の予定が入ると、投票には行けない可能性もあります。③は、どんなに呼びかけても投票には行かない選挙に無関心な層です。こういう方々を動かすことは簡単ではありませんが、一方では、②の、投票に行けたら行こうという方たちにとっては、期日前投票制度がとても重要です。
「どちらでも良いけれど、もし行けたら行きたい」という市民にとっては、気軽に投票できる物理的な条件が重要です。そこで、先ほども提案したように、市内3駅の駅前に期日前投票所を設置することは、最も効果的だと思いますので、ぜひ、設置に向けた検討をよろしくお願いいたします。
本来の投票日は日曜日ですが、戸田市は子育てファミリーが多く、若い世代も多いので、日曜日は、家族とのお出かけや、仕事などで忙しい方々も多いです。繰り返しとなりますが、期日前投票をしやすい環境づくりこそ、投票率アップのためにとても重要な政策だと思います。
今後も国政選挙、市長選挙、県議会議員選挙など続きますが、選挙管理委員会の皆様には、今回の市議選を振り返っていただきまして、今後、さらに効果的な取り組みを行っていただけますように、改めて要望とさせていただきます。これで件名1の質問を終わりにいたします。
