活動報告

戸田市教育委員会が主催する「不登校について考える会」というイベントに参加しました (戸田市の学校教育について考える 戸田市議会議員 宮内そうこ)

こんにちは😊今日は冷たい雨ですね☔
本日は、戸田市教育委員会が主催する「不登校について考える会」というイベントに参加しました。
私自身、2人の子どもを育てる中で、もしも子どもが「学校に行きたくない」と言い出したら、自分は親としてどうするだろう…?と、いつも心の片隅で考えています。実際にそうなったとき、きっと焦ったり、不安になったりすると思います。
けれども大人だって、仕事に行きたくない日があります。職場の雰囲気が合わなかったり、人間関係に悩んだり、心のバランスを崩してしまったりすることもあります。それなのに、子どもには「毎日学校に行くのが当たり前」と思ってしまいがちですよね。
でも本当は、子どもも同じように心が疲れていたり、置かれている環境がたまたまその子には合わなかったりすることがあるのだと思います。
私自身も高校生の頃、不登校とまではいかないものの「学校に行きたくない」と感じて休みがちになった時期がありました。
友達が嫌いだったわけでもクラスが合わなかったわけでもありません。むしろ友人にも先生にも恵まれていて、とても良い環境でした。
それでもなぜか学校に行けずに休みがちになった時期があったのです。
今振り返ると、みんなが進路や目標に向かって前向きに頑張っている中で、「もう頑張れない自分」に苦しくなってしまったり、周囲の友達の明るさや前向きさがまぶしく見えて、それがプレッシャーとなり、知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまっていたのかもしれません。
似たような経験はきっと誰にでもあると思いますし、小さなきっかけや環境の変化、自分の心の状況次第では、誰もが「不登校」になりうるのかもしれないと感じています。
今日の会では実際に不登校を経験された3人のゲストの方々が、ご自身の体験を率直にお話ししてくださいました。
学校に行けなかった時の苦しさ、親との関係、そして自分を支えてくれた人たちへの思いなど、どのお話も胸に深く響きました。
中でも印象的だったのは、完璧主義であるがゆえに
「もっと頑張らなきゃ」「友達ともうまくやらなきゃ」と気を張り詰めすぎてしまい、自分で自分を追い詰めてしまい、学校に行けなくなってしまったという体験談です。
その方のお話に私自身も過去の自分を重ね合わせ、とても共感してしまいました。
改めて、不登校の理由は本当にさまざまだと感じました。いじめや先生との関係といった分かりやすいものだけでなく、「なんとなく行けなくなってしまった」「自分に自信を持てなくなってしまった」など、自分でも言葉にしづらい心の不安や揺らぎが背景にあることも少なくないのだと思います。
そして専門家の講演会では、「こうすれば学校に行けるようになる」という正解はないので、一人ひとりの気持ちに寄り添い、その子に合った環境を整える支援が大切なのだとお話されていました。
戸田市教育委員会は、まさにそのような思いを大切にしながら、子どもたち一人ひとりに寄り添った支援体制を整えてくださっています。
戸田市の多様な不登校支援は、本当に素晴らしいしありがたい制度だと感じていました。
今日のイベントを通じて改めて、「学校以外の居場所を用意してくださることは本当にありがたい。親も子どももきっと救われるだろうな…」と、親目線でも心強く感じました。
色々と考えさせられる会でしたし、私自身も、子どもたちとの日々の接し方について反省し、「もっと子どもたちとの何気ない会話を大切にしなきゃ…」と思う機会となりました。
引き続き、子ども達が安心して学び、安心して暮らせる戸田市の街づくりについて考えていきたいと思います。
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