活動報告

【6月2日 障がいのある子どもを育てる保護者の皆さんと「戸田市タウンミーティング」を開催しました】

こんにちは☺️
本日は戸田市にて「障がいのある子どもたちを育てる保護者の方々とのタウンミーティング」を開催しました。金野桃子県議とともに進めさせていただきました。
今回は、和光南特別支援学校から5名、和光特別支援学校から1名、かけはし特別支援学校から1名、計7名の方にご参加いただき、さらに、不登校のお子さんを育てるお母さん1名も加わり、総勢8名の保護者の皆さんと、3時間を超える意見交換を行いました。
このタウンミーティングは、昨年2月に和光南特別支援学校に通うお母さん4人からご相談を受けたことをきっかけにスタートしました。
その後、学校視察も行い、1年以上の時間をかけて保護者の方々との関係を築いてきました。今回、さらに多くの保護者の方々にご参加いただけたことに心から感謝を申し上げます。
まず、私がタウンミーティングを通じて感じたことをまとめたいと思います。
①どこにも相談できない切実な声
本日の話し合いの中では、時にお母さんが涙ながらに語られる場面も沢山ありました。
みなさん障がいの種類は違っても、不登校の悩みがあっても、共通していたのは「孤独と不安」です。
「行政のどこに相談すればいいのかわからない」
「相談しても、あちこちの窓口をたらい回しにされた」
「障がい児には進路の選択肢がほとんどない」
「和光という川の向こうの学校に通っているから、戸田市のみんなが無関心であると感じる」
「もっと私たちに関心を持って欲しい!」
こうした声は、私たちに強いメッセージとして届きました。
特に和光市にある特別支援学校へ通っていることで、「戸田市の子どもではない」と扱われているような疎外感を感じていらっしゃることは、皆さんのお話を伺って改めて認識しました。
これは行政のあり方として課題であると改めて感じた点です。「私たちの子どもは、戸田市の子どもたちです」と、多くの皆さんが涙ながらに何度も口にしたその言葉は、とても胸に刺さりました。
② 「マイノリティ」だからこそ支え合える社会へ
障がいのある子どもを育てる親、不登校の子どもを育てる親、それぞれ悩みは違っていても、社会の中で「マイノリティ」であることの苦しさは共通しています。そして、「この子達は将来どうなるのか」という不安も共通していました。
今回のタウンミーティングを通じて、私たちはその「孤独」と「切実さ」を共有し、しっかりと受け止めました。
③課題は山積みですが、まずは一歩ずつ。
しかしながら、すぐに解決できる問題ばかりではありませんし、これだけの課題に対して行政を動かすことは容易ではありません。それであっても、埼玉県でできることは金野県議が、戸田市で取り組むべきことは私たち市議会が、それぞれ、課題を整理して、具体的に何ができるのか考えているところです。
具体的に取り組めそうなこととしては、
総合的な相談窓口の必要性
就学・進学の選択肢の少なさ
支援制度の縦割りの解消
和光に通う戸田市の子どもたちへのサポート拡充
など、皆さんから伺った声をもとに、ひとつずつ具体的な提案につなげていきたいと思います。
③今後も継続的に皆さんの声を聴く場を。
今回のようなタウンミーティングは一度きりで終わらせてはいけないと強く感じました。できること、できないことはあるとしても、やはりまずは当事者の声を聞くことは重要です。
今後も定期的に当事者の声をじっくり伺う機会を設けて、皆さんと共に戸田市を変えていく取り組みを続けていきたいと思います。
本日は8名の保護者にご参加いただき、たった3時間では足りないくらいの熱い想いや、当事者の声なき声を伺い、とても有意義な時間となりました。
ご参加いただいた皆さまは本当にありがとうございました。今後も皆さんと共に歩んでいけたらと思います。
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