こんにちは

連投失礼します。
これでひとまず本日の投稿は終わります。
先日、小学生と中学生の2人の子育て中の保護者からご意見をいただきました。
上の子が笹目中学校に入学されたという保護者の方からは、「中学校の制服や体操着などの指定品が高額すぎて驚くともに、家計も苦しかった」という切実なご意見をいただきました。
私も昨年、長男が市内中学校に入学しましたが、初期費用として、制服、ジャージや体操着、体育館履き、通学カバンなど、指定された一式をそろえるのに約8万円ほどかかり、「3年間は使えるように」と大きめのサイズを購入したところです。
保護者の方は、「ユニクロのような、サイズに合った市販品でも良いのではないか」「なぜ全てが“指定”でなければならないのか」と、保護者であれば一度は感じる疑問を投げかけてくださいました。
また、ジャージには名前の刺繍があり、「登下校時の防犯面で不安がある」「他の人にお下がりできないし、SDGsの時代において、エコではない点が矛盾しているのでは」という鋭いお声もいただきました。この点については過去においても、複数の保護者の方から同様のご意見をいただいております。
私自身も、中学生の子どもを育てる親として、このような声には深く共感しています。
また、私の所属会派「戸田の会」でも、制服や指定品のテーマについては幾度となく議論してきましたし、戸田の会のメンバーも議会で取り上げています。
このご意見を受け、戸田市教育委員会にも改めて確認しましたところ、以下のような回答がありました。
①戸田市では就学援助制度を設けており、基準を満たす家庭には、中学校で約6万円、小学校で約5万円の支援金が支給される仕組みがあること。
②現在、各中学校では、生徒会を中心に「校則の検討委員会」が立ち上がっており、生徒・保護者・教職員などが自分たちで意見を出し合いながら、制服なども含めた校則の見直し等に向けた改革を進めていること。
私も長男の中学校での様子を見ていますが、このように生徒の意見も反映させながら、自分たちで議論することによって、実際に学校生活を送る子どもたちや保護者の声が直接反映される仕組みが育ちつつあることは、非常に素晴らしいと思いますし、私も今後のさらなる改革を期待しています。
一方では、ジャージへの名前刺繍については、教育委員会からは、「体育の授業中などで事故があった際、教員が迅速に生徒を識別できるようにするため」との理由が示されました。この考え方についても一定の合理性があると思いますし、私も理解できるところです。
しかしながら、ジャージで下校する際などに、生徒の名前が外部の人に見えてしまうことへの防犯面の不安も確かにあり、保護者の心配ももっともです。
実際に市内小学校では、名札を登下校時には外すなどの対応が取られています。
中学校においても、必要に応じて名前を隠せる工夫が検討されるべきだとは考えます。
今後もこうした子育て当事者である保護者からの視点も取り入れて、費用負担の軽減や、防犯と実用性のバランスについてしっかりと考え、議会や委員会等でも提案していきたいと思います。
さまざまなご意見を日々寄せていただきますが、ご意見をお寄せいただいた皆さまには心より感謝申し上げます。引き続き取り組んで参ります!
