【5月2日 市民からのご相談「上戸田地域のごみ集積所の新たな設置について」】
こんにちは
午後は大雨となり不安定な天気ですね
夜にかけてさらに雨が強まりそうですので、帰宅の際には落雷など天気の急変にもご注意ください
さて、昨年12月議会では「戸田市のごみ問題」について取り上げましたが、「とだ議題だより」のQRコードから、私の一般質問の全文を録画で観てくださったという市民の方が先日、戸田の会の会派控え室まで足を運んでくださり、ゴミ集積所の新たな設置についてご相談に来てくださいました。
「宮内さんのゴミ問題を取り上げた一般質問の内容が、かなり踏み込んだ内容でとても良かった」とお褒めいただき、大変嬉しく思いました。そして、「上戸田地域で新しくごみ集積所を設置しようとしているところで、チラシを作成したので、宮内さんにぜひ見て欲しい」とカラス対策のチラシを持ってきてくださいました。（大変よく書けていました）
ごみ集積所やゴミの不法投棄に関するご相談はこれまでも複数いただいており、市内で課題のあるゴミ集積所も実際に見に行き、環境課の職員さんともお話する中で、今でもさまざまな課題があると感じています。
市民の現場の声をもとに、戸田市のごみ問題について以下にまとめました。ゴミに関する悩みや問題は市民生活に直結する課題であり、今後も継続して取り組んでいきたいと思いますので、似たような問題があるという方は、私までご連絡をいただけますと幸いです。
【ごみ集積所の問題点】
① 不法投棄（粗大ごみシールが貼られていない物を含む）
② 不法投棄されたゴミの回収まで１週間かかるため、放置された粗大ゴミを見て、さらに不法投棄され、集積場が荒れるという悪循環
③ 不法投棄されたゴミが分別がされていない
④ ごみ集積場の管理の限界（ごみ当番の高齢化など）
【住民が自ら行っている対策】
張り紙（外国人の方でもわかるように多言語で作成）、自腹でセンサーライトの設置、チラシの作成や地域への配布、など、様々な対策を自ら行なっている。
一方では以下の課題がなかなか改善されておらず、分別がされていないゴミ、もやさないごみと資源物の混在、粗大ごみシールのない不法投棄などについて、これを毎日、特定の住民が中身の分別を行い、仕分けと出し直しをしている現状がある。
（地域住民全体が高齢化しており、作業がキツくなっていることも要因。町内会に入っていても高齢の方が多かったり、共働き夫婦は日中は不在などで、ごみ当番が難しい方も多い。）
この問題はひとつのごみ集積場だけの問題ではなく、市内全体の課題であり、今後は管理できないという理由で廃止届を出す方も増えるかもしれない。
【市民が求める改善案のまとめ】
① ごみ収集日の変更
② 不法投棄引き取り日数の短縮化
③ ゴミ出しルール表の簡素化→議会で取り上げて、簡素化された部分もあります！
④ センサーライト、看板の貸し出し（足立区などでは自治体サービスがあります）
「資源」「もやさない」の違いがわかりにくく、外国の方なら尚更わかりにくい。具体的には「缶・ビン」と「ペットボトル」の日が別、「段ボール」と「紙ゴミ」の日が別というのは非常にわかりにくい。似たカテゴリの物は回収日が同じ日だと助かる。
現在、不法投棄や粗大ごみシールのない物には赤いシールが貼られ、日付が記入される。その日付から１週間経過しないと回収されないが、この１週間というのが長くてとても大変で、便乗して不法投棄がどんどん増えていく。
町内会及び集積場となっている住人の高齢化に伴い今後はますます管理が困難になり、集積場の廃止やスラム化が懸念される。地域での地道な取り組みも限界にきていると言わざるを得ない。
【宮内の考える今後の解決策】
こうしたごみ集積所の課題に対する解決策としては、「ごみの戸別回収」があるかと思います。しかしながら、一件一件の戸建てのゴミの戸別回収を行うには莫大な費用がかかります。これについては過去の市民生活常任委員会でも提言書として提出しました。（東京都町田市などではゴミの戸別回収を行なっています）
ごみ集積所の管理の課題としては、外国人のゴミ出しルール理解の徹底、ゴミ当番の高齢化の問題、町内会の問題、共働き世帯の問題など様々な要因が絡み合い、とても複雑な問題が背景にあると感じています。
一朝一夕で解決するのは困難ですが、これからも引き続き、住民のお話を聞いて、市役所担当課さんとも話し合い、戸田市のゴミ問題についてひとつひとつ取り組んでいきたいと思います。
また、昨年12月議会で一般質問させていただきました「戸田市のごみ集積所の問題について」全文となります。こちらは反響も多かったです。ぜひご覧ください！！【12月議会の一般質問に登壇しました！！テーマ1✴︎戸田市のゴミ問題について】 | 戸田市議会議員 宮内そうこ（無所属）
