【2025年2月28日 医療的ケアの必要なお子さんを子育て中のお母さんにお会いして、お話を伺いました
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こんにちは

明日からはいよいよ3月で、春も目前ですね

今日の午前中は、市内にお住まいの医療的ケア児を子育て中のお母さんとお会いして、詳しくお話を伺いました。
お会いしたお母さんは、医療的ケア児のお子さんだけではなく、年上のご兄弟もいらっしゃり、赤ちゃんもいらっしゃり、あらゆる面で行政の支援を必要としている状況でした。
今、医療的ケア児のお子さんは保育園に通われているそうですが、今後は、いずれ地元の公立小学校や学童保育室に通わせたいということで、ママ自身もお仕事をされていらっしゃり、保育園卒園後の生活や、学校の環境整備について色々と心配されていらっしゃいました。
医療的ケア児の子育ては課題が多く、保育園のことは保育幼稚園課、学校のことは学校や教育委員会、学童保育室のことは児童青少年課、放課後デイサービスは障害福祉課と、相談するにも、さまざまな部署にまたがっており、多岐にわたる課題を、お母さん1人だけで動いていくのは本当に大変なことです。
このお母さんとは今後も連絡を密に取り合いながら、今後、保育園を卒園しても、お子さんが安心できる学校生活を送れるように、そして放課後の学童保育室や放課後等デイサービスなどを利用してお母さんが仕事と子育てを両立できる生活が送れるように、私も寄り添いながら全力でサポートしていきたいと思います。
そして、私もちょうど1年前に、別のお母さんからご相談をいただき、2024年3月議会では「医療的ケア児やそのご家族への切れ目のない支援」について議会で一般質問をしました。
今回のご相談者のお母さんや一年前にご相談くださったお母さんに直接お会いしてお話を伺って、戸田市には医療的ケアの必要なお子さんを子育て中のご家庭は、他にも沢山いらっしゃるのではないかと実感しました。こういうお母さん同士をお繋ぎして、戸田市で医療的ケア児を子育て中のご家族が、ともに情報共有できるようなネットワークも作っていきたいと思います。
1年前にご相談いただいたお母さんは、医療的ケア児のお子さんの預け先に悩んでいて、保育園や児童発達支援を探しているところでした。またこのお母さんも、医療的ケア児のお子さんに加えて、他にもご兄弟を育てていらっしゃり、医ケアの子を地域で育てていきたいことや、今後もお母さん自身の仕事を続けていきたいこと、実家が遠方で親族には頼れない状況であり、今後はどうすればいいのかと困り果てていらっしゃいました。
医療的ケア児のお子さんは頻繁に入退院も繰り返していて、行政に相談に行きたくても、物理的にも時間的にも簡単には戸田市役所までも足を運べないような状況でもあります。
24時間の休みない在宅看護のうえ、入退院を繰り返すお子さんの病院への付き添い、他のご兄弟のお世話や保育園への送迎、痰の吸引を1時間に1回といった生活の中で、夜も十分に眠ることができないといったお話を伺い、想像を絶する状況、家族だけではどうにもならない状況で、行政の支援は欠かせないと感じました。
そのような理由から、戸田市においても医療的ケア児とご家族への切れ目のない支援の必要性について2024年3月議会で政策を訴えました!
詳細は以下をご覧ください


(1)本市の医療的ケア児等の支援の現状について。
①医療、保健、福祉、保育、教育など、多岐にわたって支援が必要な医療的ケア児等やその家族が、年齢に応じて必要な支援を受けられるための行政間の連携について。
(2)出生後、NICU等から退院した後における在宅生活への円滑な移行のための支援について。
①医療的ケア児等の家族が、退院後に最初に相談できるところ及びその支援内容は。
(3)未就学児期の社会生活支援について。
①保育園の受入状況とガイドラインの主な内容について。
②未就学の医療的ケア児等の受入先にはどのようなところがあるか。
③医療的ケア児等コーディネーターについて。
(4)小学校就学以降の社会生活支援について。
①公立小中学校における医療的ケア児等の受入体制の整備について。
②地域の学童保育室における医療的ケア児等の受入体制の整備について。
③放課後や長期休業期間中の医療的ケア児等の受入先について。
(5)災害時の対応について。
①人工呼吸器を使う医療的ケア児等について、本市はどのような支援を考えているか。


これからも引き続き、戸田市の医療的ケア児のお子さんを育てていらっしゃるお母さんやご家族への切れ目のない支援、行政の環境整備に取り組んでまいります。


