活動報告

【2024年12月議会一般質問中学校の武道場へのエアコン設置を要望しました!!】

こんばんは🌝
遅くなりましたが12月議会の一般質問について投稿します。
市議会議員に当選させていただいて1期4年間、すべての議会で欠かさず一般質問に登壇させていただきましたが、今回が任期中の最後の一般質問となりました。まずは日頃よりお世話になりました市役所担当課職員の皆様に心より感謝です。
最後の一般質問は、①市内のゴミ問題、②戸田市の中学校の武道場へのエアコン設置、の2点について議会で訴えました。先にテーマ②についてご紹介します。
市内の6校の公立中学校には立派な武道場がありますが、いまだエアコンの設置がされていないという点において、現場の生徒・保護者からは多くの声をいただきました。
例えば私の子どもも通っている戸田中学校の武道場では、剣道部の練習以外にも、体育の授業、音楽会の練習、委員会活動・学年集会など、多目的に武道場が有効に活用されておりますが、エアコンがないため、夏の時期は、非常に蒸し暑いというお話を伺っています。
特に夏の暑い日には、校庭での体育授業を避けて、例えば、女子は体育館、男子は武道場で練習、といったケースもあるそうですが、夏の暑い日にエアコンのない武道場での体育の授業は、熱中症の危険性が非常に高いと思われます。実際に、暑すぎて気分が悪くなったという生徒の声も聞いています。
他にも、普段から武道場を利用している剣道部の保護者にお話を伺ったところ、夏休み期間中は、エアコンのある心身障碍者福祉センターまで自転車で練習に行っているそうです。川岸2丁目にある心身障碍者福祉センターは、戸田中学校の学区の端っこに住む生徒ですと、それなりに距離もあり、重たい剣道の道具を背負って自転車で移動することは、とても大変であると聞きました。生徒の中には、最初、道が分からなくて1時間以上も迷ってしまった、という1年生の声も聞きました。
最近は5月頃から急激に暑くなる日もあり、夏の期間が非常に長くなっており、私の子供が通う中学校でも、5月から10月末までは、制服登校ではなく、暑さ対策のため、ジャージ登校が認められました。この期間、およそ半年間にもなります。5月から10月にかけて、室内の温度が非常に高くなる日が多く、特に剣道部に関しては、エアコンのない武道場で部活動の練習を行うことは、熱中症の危険が高いと思いますし、保護者からも心配の声が挙がっています。
剣道部は、特に熱中症対策が重要なスポーツであるとも言われています。
1つ目の理由としては、剣道は重たい防具を装着して行うスポーツです。中学生の剣道の防具の総重量は、約6キロもの重さがあり、それを装着して動くスポーツです。また剣道の防具は通気性が悪く、防具の中は非常に高温多湿となっており、環境省がまとめた「部活動の種目別の熱中症発生数」では剣道部は第5位となっています。
また2つ目の理由としては、剣道部の活動する武道場は、太陽によって発生する熱が室内にこもりやすく、風通しも悪いため、熱中症リスクが高い環境であると言われています。体育館にはエアコンが設置されましたが、武道場は、いまだエアコンがないため、非常に暑いと思われます。
このような保護者や生徒たちの現場の声を踏まえまして一般質問をさせていただきました!
詳しくは、以下に一般質問の全文と、行政からいただいたご答弁を記載していますので、ぜひご覧ください!
⭐️件名2:「中学校の武道場について」⭐️
戸田市は菅原市長が「教育日本一」を目標に掲げており、小中学校の建て替えをはじめ、体育館へのエアコンの設置、教室のエアコンの更新など、教育環境の整備に大変力を入れて取り組んでくださっています。まずは市長・教育委員会をはじめとする関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。
戸田市の学校教育において、子供たちが先生方の素晴らしい教育を受けられるのは、ハード面においてもしっかりとした環境整備が行われているからであって、引き続き、先生方や子供たちが安心して過ごせる環境づくりが大切であると考えます。
近年では学校のトイレのバリアフリー化なども進められており、学校の環境整備が着実に進んでいると思われますが、一方では、保護者や生徒たちからは、中学校の武道場に関する新たな課題を伺っています。
具体的には、市内6校の中学校にはとても立派な武道場がありますが、そこにはまだエアコンの設置がされていないという点において、現場からは多くの声を伺いました。
私がお話を伺ったのは、主に戸田中学校の保護者や生徒たちからですが、戸田中学校の武道場である紫雲館には、エアコンがありません。私も約30年前には戸田中学校に通っておりましたが、その頃は、武道場は、剣道部以外の生徒が立ち入ることはあまりなく、私も武道場には入ることは年に数回程度でした。
その後、戸田中学校の生徒数はどんどん増えていき、今では、私が通っていた頃の約2倍の生徒数です。現在、戸田中学校の武道場では、剣道部の練習以外にも、体育の授業、音楽会の練習、委員会活動・学年集会などにも有効に活用されておりますが、エアコンがないため、夏の時期は、非常に蒸し暑いというお話を伺っています。特に、夏の暑い日には、校庭での体育授業を避けて、例えば、女子は体育館、男子は武道場で練習、といったケースもあるそうですが、夏の暑い日にエアコンのない武道場での体育の授業は、熱中症の危険性が非常に高いと思われます。実際に、暑すぎて気分が悪くなったという生徒の声も聞いています。
他にも、普段から武道場を利用している剣道部の保護者にお話を伺ったところ、夏休み期間中は、エアコンのある心身障碍者福祉センターまで自転車で練習に行っているそうです。川岸2丁目にある心身障碍者福祉センターは、戸田中学校の学区の端っこに住む生徒ですと、それなりに距離もあり、重たい剣道の道具を背負って自転車で移動することは、とても大変であると聞きました。中には、最初、道が分からなくて1時間以上も迷ってしまった、という1年生の声も聞きました。
最近は5月頃から急激に暑くなる日もあり、夏の期間が非常に長くなっており、私の子供が通う中学校でも、5月から10月末までは、制服登校ではなく、暑さ対策のため、ジャージ登校が認められました。この期間、およそ半年間にもなります。5月から10月にかけて、室内の温度が非常に高くなる日が多く、特に剣道部に関しては、エアコンのない武道場で部活動の練習を行うことは、熱中症の危険が高いと思いますし、保護者からも心配の声が挙がっています。
剣道部は、特に熱中症対策が重要なスポーツであるとも言われています。
1つ目の理由としては、剣道は重たい防具を装着して行うスポーツです。中学生の剣道の防具の総重量は、約6キロもの重さがあり、それを装着して動くスポーツです。また剣道の防具は通気性が悪く、防具の中は非常に高温多湿となっており、環境省がまとめた「部活動の種目別の熱中症発生数」では剣道部は第5位となっています。
また2つ目の理由としては、剣道部の活動する武道場は、太陽によって発生する熱が室内にこもりやすく、風通しも悪いため、熱中症リスクが高い環境であると言われています。体育館にはエアコンが設置されましたが、武道場は、いまだエアコンがないため、非常に暑いと思われます。
このような保護者や生徒の現場の声を踏まえまして、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
件名2.中学校の武道場について
近年では、これまで以上に暑い時期が長く続いたり、酷暑の日も多くなったりと、学校活動に影響が出ている。今回、取り上げる中学校の武道場にはエアコンがなく、近年の気温上昇により、室内が非常に暑いという生徒や保護者からの声が上がっており、これまでのような利用が難しくなっていると思われる。武道場は部活動のほか、体育の授業、音楽会の練習、委員会活動などにも利用されており、武道場の利用状況を考えると、熱中症対策としてエアコンが必要と思われる。そのような背景を踏まえ、以下について伺う。
 (1)市内6校の中学校における武道場の利用状況は。
 (2)エアコンを早急に設置すべきと考えるが、市の考えは。
(1) 市内6校の中学校における武道場の利用状況についてお答えします。
中学校においては、学習指導要領に基づき保健体育の中で武道の授業を実施しておりますが、秋から冬の時期にかけて実施しており、各中学校の平均で1日あたり3時間程度の利用となっております。また、剣道部などの部活動では1日あたり2時間程度、休日は3時間程度の利用となっております。このほか、雨天時の体育授業や学年集会、合唱祭の練習などでも利用しております。
(2)熱中症対策としてエアコンを早急に設置すべきと考えるが、市の考えは。についてお答えします。近年、暑さの度合いが増したり暑さの時期が長引いたりしており、部活動をはじめ雨天時の体育授業や学年集会等で武道場を利用するに当たっては、室温が高く活動することが厳しくなっている面があります。一方で、市内の小中学校施設は、様々な部分で老朽化が進行していることから、安全性の確保を最優先に考え、校舎の改築や外壁、屋根、設備などの長寿命化改修工事を進めております。また、校舎に設置しているエアコンについては、故障が増えてきており、順次、入れ替え工事を行っているなど大きな財政支出となっております。したがいまして、武道場の利用頻度や利用方法を踏まえ、武道場としてどのような環境整備をすることが最適か研究してまいります。
ご答弁ありがとうございました。
冒頭でも申し上げましたが、市内の小中学校施設において、老朽化が進んでいるということに対しまして、ひとつひとつしっかりと長期的な視点でご対応くださっていて、改めて、関係者の皆様には感謝を申し上げます。
しかしながら、ご答弁では「安全性の確保を最優先に考え」とありますが、5月から10月の約半年間もの長期間にわたって、昔とは比べものにならないほど、夏の時期が長くなっており、気温も非常に高くなっております。繰り返しとなりますが、夏の暑い日の武道場での体育の授業、通気性の悪い防具を装着しての剣道部の練習は、熱中症の危険が非常に高く、まさに、「安全性の確保の最優先課題」のひとつと言えるのではないでしょうか。
子どもたちの命に直結する課題であると感じますし、先延ばしすべきではく、すぐにでも検討していただきたいと考えます。
市内には6校の中学校があり、生徒数の多いマンモス校から、生徒数の少ない中学校までさまざまであり、武道場の利用状況は、中学校にもよると思います。しかしながら、少なくとも、私がお話を伺った戸田中学校においては、生徒数も昔と比べてもかなり増えており、体育館だけではスペースが足りないこともあり、武道場を有効に活用されていることと思います。昔からある武道場を、エアコンを設置することにより、さらに有効に活用するべきと思いますし、剣道部の生徒や先生方も、エアコンが設置されれば、夏休みにわざわざ障がい福祉センターまで移動する必要もなくなり、学校で部活動を行うことが可能となります。「教育日本一」を掲げる戸田市において、エアコン設置は、子供たちの命を守るための対策でもあり、優先度が高いことではないでしょうか。
再質問はいたしませんが、ぜひ、生徒たちが置かれている状況、先生方の置かれている状況を考慮していただきまして、武道場へのエアコン設置を、早急の課題として検討していただけますよう、改めて、要望とさせていただきます。
これで件名2の質問を終わりにさせていただきます。本日も執行部のみなさまの丁寧なご答弁をありがとうございました。
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