テーマ2✴︎中学校の武道場にエアコン設置を!
続いて、テーマ2では「中学校の武道場について」取り上げます!
戸田市は菅原市長が「教育日本一」を目標に掲げており、小中学校の建て替えをはじめ、体育館へのエアコンの設置、教室のエアコンの更新など、教育環境の整備に大変力を入れて取り組んでおります。
戸田市の学校教育において、子供たちが先生方の素晴らしい教育を受けられるのは、ハード面においてもしっかりとした環境整備が行われているからであって、引き続き、先生方や子供たちが安心して過ごせる環境づくりが大切であると考えます。
近年では学校のトイレのバリアフリー化なども進められており、学校の環境整備が着実に進んでいると思われますが、一方では、保護者や生徒たちからは、中学校の武道場に関する新たな課題を伺っています。
具体的には、市内6校の中学校にはとても立派な武道場がありますが、そこにはまだエアコンの設置がされていないという点において、現場からは多くの声を伺いました。
私がお話を伺ったのは、主に戸田中学校の保護者や生徒たちからですが、戸田中学校の武道場である紫雲館には、エアコンがありません。私も約30年前には戸田中学校に通っておりましたが、その頃は、武道場は、剣道部以外の生徒が立ち入ることはあまりなく、私も武道場には入ることは年に数回程度でした。
その後、戸田中学校の生徒数はどんどん増えていき、今では、私が通っていた頃の約2倍の生徒数です。現在、戸田中学校の武道場では、剣道部の練習以外にも、体育の授業、音楽会の練習、委員会活動・学年集会などにも有効に活用されておりますが、エアコンがないため、夏の時期は、非常に蒸し暑いというお話を伺っています。特に、気温が35度を超える真夏日には、校庭では体育の授業ができないそうで、例えば、女子は体育館、男子は武道場で練習、といったケースもあるそうですが、35度を超える日にエアコンのない武道場での体育の授業は、熱中症の危険性が非常に高いと思われます。実際に、暑すぎて気分が悪くなったという生徒の声も聞いています。
他にも、普段から武道場を利用している剣道部の保護者にお話を伺ったところ、夏休み期間中は、エアコンのある心身障碍者福祉センターまで自転車で練習に行っているそうです。川岸2丁目にある心身障碍者福祉センターは、戸田中学校の学区の端っこに住む生徒ですと、それなりに距離もあり、重たい剣道の道具を背負って自転車で移動することは、とても大変であると聞きました。中には、最初、道が分からなくて1時間以上も迷ってしまった、という1年生の声も聞きました。
最近は5月頃から急激に暑くなる日もあり、夏の期間が非常に長くなっており、私の子供が通う中学校でも、5月から10月末までは、制服登校ではなく、暑さ対策のため、ジャージ登校が認められました。この期間、およそ半年間にもなります。5月から10月にかけて、室内の温度が非常に高くなる日が多く、特に剣道部に関しては、エアコンのない武道場で部活動の練習を行うことは、熱中症の危険が高いと思いますし、保護者からも心配の声が挙がっています。
剣道部は、特に熱中症対策が重要なスポーツであるとも言われています。
1つ目の理由としては、剣道は重たい防具を装着して行うスポーツです。中学生の剣道の防具の総重量は、約6キロもの重さがあり、それを装着して動くスポーツです。また剣道の防具は通気性が悪く、防具の中は非常に高温多湿となっており、環境省がまとめた「部活動の種目別の熱中症発生数」では剣道部は第5位となっています。
また2つ目の理由としては、剣道部の活動する武道場は、太陽によって発生する熱が室内にこもりやすく、風通しも悪いため、熱中症リスクが高い環境であると言われています。体育館にはエアコンが設置されましたが、武道場は、いまだエアコンがないため、非常に暑いと思われます。
このような保護者や生徒の現場の声を踏まえまして、以下の内容で一般質問をします!
件名2.中学校の武道場について
近年では、これまで以上に暑い時期が長く続いたり、酷暑の日も多くなったりと、学校活動に影響が出ている。今回、取り上げる中学校の武道場にはエアコンがなく、近年の気温上昇により、室内が非常に暑いという生徒や保護者からの声が上がっており、これまでのような利用が難しくなっていると思われる。武道場は部活動のほか、体育の授業、音楽会の練習、委員会活動などにも利用されており、武道場の利用状況を考えると、熱中症対策としてエアコンが必要と思われる。そのような背景を踏まえ、以下について伺う。
(1)市内6校の中学校における武道場の利用状況は。
(2)エアコンを早急に設置すべきと考えるが、市の考えは。
ぜひオンライン中継でもご覧くださいね!!