【5月17日 町田市役所に行政視察に行きました】
こんばんは
今日は市民生活常任委員会の皆さんと、町田市役所に行政視察に行きました。
私たち市民生活常任委員会では、「町会・自治会と行政の関係について」を年間活動テーマに掲げて、1年間かけて調査研究をしています。
戸田市における町会は、特に高齢化などの影響で存続が難しくなっている町会もあるそうで、それに対して危機感を感じているという声も委員会の中であがっています。
また私もこの4月から子供会に入会しましたが、市内では、加入者が減っていき子供会が存続できずに、子供会そのものが廃止になった地域もあるそうです。
そして私の子供が通う小学校でも、これまではPTAでクラス役員を選出する方法を取ってきましたが、今年からはクラス役員を一切廃止して、行事ごとにボランティアを募る方法に大きく方向転換しました。
このように子育て世代だけを見ても、地域や学校と保護者との関わり方は大きく変わってきているのを感じます。
戸田市は子育て世代が多いまちですが、共働き家庭も増えていて、PTA役員をやったり、子供会に加入して地域活動に加わる余裕がない家庭も多いと感じますし、また子供の塾や習い事なども忙しく親の価値観が多様化する中で、町会や子供会のこれまでの在り方についても転換期に来ているのではないかな…と個人的にも感じていて、今日の町田市役所の行政視察はとても興味深々でお話を聞いてきました!
町田市役所の面白かった取り組みとしては、小田急電鉄が開発した自治会専用デジタルツール「いちのいち」を利用していて、「デジタル町内会」というシステムを利用している取り組みが斬新でした。
「デジタル町内会」の目的として、町内会・自治会の情報伝達をデジタル化して役員の負担を軽減したり、「デジタル町内会」のサイトの中で市民同士の情報交換・情報共有を進めており、コミュニティ活動を活性化したり、コミュニティグループがイベントカレンダーにイベントのお知らせを発信して参加者を集計したりと、「デジタル」をフル活用しながら町会活動や地域コミュニティの活性化にも繋げる試みをしており、興味が尽きませんでした。委員の皆さんからの「デジタル町内会」への質問も尽きませんでした!
また「デジタル町内会」のパソコン操作が苦手である市民やお年寄りの方には「スマホ教室」も開いていて、高齢の方々への「デジタル町内会」への加入促進もはかっているそうです。
また防災のときにも「デジタル町内会」で安否確認を取ったりと、さまざまな利用方法を模索しているようでした。
今日の町田市役所の職員さんとのお話では、市民生活常任委員会の委員の皆さんからの質問が尽きず、時間をオーバーするほど白熱した意見交換が行われました!
次の市民生活常任委員会では、今日の視察の内容を委員会の皆さんと検証して、戸田市の町会・自治会についてもさらに調査研究を進めていきたいと思います。