活動報告

金野桃子県議が所属する無所属県民会議が主催する「社会的養護を知り、児童虐待を考える会」に参加

【10月13日埼玉県庁での合同勉強会】
こんにちは、宮内そうこ です。
本日は朝10時から、金野桃子県議が所属する無所属県民会議が主催する「社会的養護を知り、児童虐待を考える会」に参加しました。
私たち戸田の会からは4名参加しましたが、県内外からも多くの地方議員や関係者の皆さんが集まっていました。
今日の2時間の勉強会の中で、特に印象的であり心を動かされたのは、実際に児童養護施設で育った2人の当事者から、子供の頃に虐待された体験や、児童養護施設でどのように学び育ち、18歳になり施設を出たあとはどのようにして社会で自立していったのかを実体験とともにお話くださったことです。そこには、想像を絶するほどの、虐待による命の危険や、何年にも渡る心理的な葛藤が感じられ、勉強会が終わってからしばらくは、私も気持ちが落ち込んでしまい、頭を整理するのに時間がかかりました。会場では泣いている参加者も多く見られました。
こちらでも今日ゲストとして話された2人の動画が見られます。↓
そのような過酷な生い立ちの中でも、当事者のお2人は、
「施設に入ることができたことは恵まれていた」、「18歳で施設を出て自立しなければならず、その時は孤独に向き合わざるを得ずにもがき苦しみ、死にたい、明日も生きたいと思える自信がない」と非常に不安定で鬱状態になった体験や、今後の課題としては「虐待を生まない社会の仕組みを作らなければならない」、「虐待を受けた子どもたちだけではなく、虐待をしている大人たちを助けなければ根本的な解決にはならない」というお話もしていて、深く頷いてしまいました。
私も自分が子供を産むまでは、「どうして虐待なんてするんだろう?」と全く理解できずにいましたが、実際に親の立場になり子育てをしてみると、何時間も泣き止まない赤ちゃん、1日中ずっと目が離せずに思い通りにいかない乳幼児期、そして反抗期に加えて、周囲に誰も頼れる人がいない、夫婦で理解し合えない、そのほか経済状況や仕事などのストレス……子育てそのものの大変さに加えて、親が置かれている様々な困難な環境に思いを巡らせると、
「虐待は決して人ごとではないし、極限の状況になれば誰もが虐待をする可能性があるのではないか」と、考えが変わりました。
「虐待はしてはいけない、する大人が悪い」と言うのは簡単ですし、正しい正論ではありますが、心身ともにギリギリのところで子育てをしている親は沢山いると思いますし、そんな状況の時に、誰かが手を差し伸べることで虐待を防止することができる社会全体の仕組みが必要なのではないかと感じます。
想像を絶するような体験をされながらも、私たちには知り得ないほど様々な葛藤を経て大人になり、今では虐待を受けて苦しむ方々のサポートをする活動をされているゲストのお2人の姿には胸を打たれました。
戸田市においても、とても難しい問題ではありますが、何が出来るのかをこれから会派のみんなと話し合っていきたいと思います。
宮内そうこと金野県議と戸田の会で写真撮影
宮内そうこが金野桃子県議が所属する無所属県民会議が主催する「社会的養護を知り、児童虐待を考える会」に参加
宮内そうこが金野桃子県議が所属する無所属県民会議が主催する「社会的養護を知り、児童虐待を考える会」に参加
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