July 23, 2022

宮内そうこととだニャン講演会

【7月23日 「地域ネコって何だろう?」の市民講座に参加しました🐈‍⬛🐈】

【7月23日 「地域ネコって何だろう?」の市民講座に参加しました】今日は「地域ネコって何だろう?」という市民講座に参加しました戸田市役所の敷地内にある「ボランティア・市民活動支援センター」で14時から15時30分まで開催され、とだニャン代表の稲井田幸子さんや、とだニャンのメンバーの方々からのお話がありました。「ノラ猫の生態について」詳しく教えていただくとともに、このノラ猫をめぐっては、地域住民の間でも感情的な対立が起きていたり、近隣住民とのトラブルも起きているといった深刻な現状や課題もお伺いしました。お話を要約すると、住宅街のノラ猫は複数のエサ場を持っていて、ノラ猫の行動圏はせいぜい100メートルと言われているそうです。その範囲内で、エサ場、トイレ、出産場所を決めて生活しているため、トイレ場所となった家の住民にとってはノラ猫に対して怒った感情を抱いており、その一方で、ノラ猫に癒されている住民もいて、地域住民の間で、感情的な対立が生まれやすいそうです。また、エサやりのトラブルの問題も発生していて、愛情を持ってエサやりをしている住民の方と、「エサやりをするな」と苦情を言う住民の方がいらっしゃり、地域住民の間でも感情的対立や近隣トラブルに発展することも珍しくないそうです。これについては環境省も「飼い主のいない猫への適切な給餌」について記載しているそうです。そこで本日講座を開いてくださった市民活動グループの「とだニャン」では、この問題を解決するために「地域猫対策」が必要とお話されていました。「地域猫」とは「地域住民によって適正に管理された飼い主のいない猫のこと」を呼ぶそうです。具体的に「地域猫対策」では何をしたら良いのかというと、繁殖制限のための「TNR」が必要だそうで、この「TNR」とは、Trap(トラップ、捕獲)Neuter(ニューター、不妊や去勢手術)Return(リターン、元の場所に戻すこと)を指しているそうです。この繁殖制限手術(TNR)を行い、それと同時に、「外にエサや容器を置きっぱなしにしない」「フンの始末やトイレを工夫する」というマナーを徹底することによって、人と動物との共生に配慮しながら、ノラ猫への苦情を減らしていくことがポイントだそうです。そして、このTNR活動をしたあとは、近隣住民に地域広報を行い、地域にレポートを配布するなどして、「猫の被害を減らす活動をしています。」「すでに〇頭の手術をしました。」と、地域住民の方々の理解を得るところまでがとても大切だとおっしゃっていました。このように、地域のノラ猫をめぐっては、地域住民の間でさまざまな対立が生まれることも多いそうで、とだニャンの方々は、そのたびに、地域住民の間に立って仲裁をしたりといった活動もされていて、本当に大変な活動をされていることに驚くとともに、頭が下がる思いでした。私も過去に、市民の方々から「ノラ猫の鳴き声がうるさい」といった苦情や、「ノラ猫に公園でえさをあげている人がいる」といった苦情のメールをいただいたことがあり、どのように対応していいのか分からなかったのですが、今日は「地域猫」という考え方を知ることで大変勉強になりました。とだニャンの代表の稲井田さんもお話されていましたが、まずは「地域猫対策」について広く市民の方々に知っていただきたいとおっしゃっていて、私自身も、このようなノラ猫をめぐる近隣トラブルがあることを知り、自分自身も含めて、地域の皆さんのお一人お一人ができることを一緒に考えていきたいと思いました。

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